パピヨンは小柄で愛らしい見た目とは裏腹に、とても活発で賢い犬種です。
しかし、口が小さく好き嫌いも多いため、「ドッグフードをなかなか食べてくれない」「すぐに飽きてしまう」と悩む飼い主さんも少なくありません。また、涙やけや膝のトラブルなど、小型犬特有の体調面も気になるところです。
そこで本記事では、実際の飼い主さんの声や食事の悩みをもとに、パピヨンに合ったドッグフードの選び方とおすすめ商品をご紹介します。食いつきやすさ、体調ケア、飽きにくさを重視した内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
華やかな見た目が印象的なパピヨンは、フランスの王侯貴族に愛された歴史を持つ犬種です。名前の由来は、フランス語で「蝶(パピヨン)」を意味し、蝶の羽のように大きく立った耳が特徴です。
性格はとても活発で好奇心旺盛、知能も高く、しつけを覚えるのが早いといわれています。そのため、飼い主さんの声や表情に敏感で、喜ばれることを覚えると進んで行動に移してくれる賢さがあります。
ただし、個体によっては神経質で、環境の変化やストレスに敏感な一面もあるため、食欲の低下や偏食傾向が見られることも。ドッグフードを選ぶ際は、こうした繊細な性格を考慮し、香りや食感、成分バランスに配慮した食事が必要です。
また、体が小さく、関節が細いため、元気いっぱいに動き回るうちに足に負担がかかりやすい傾向があります。とくに膝蓋骨脱臼(パテラ)など、関節トラブルへの備えも食事の面から意識すると安心です。
パピヨンは比較的丈夫で、遺伝病が少ない健康的な犬種です。ただし、体が小さく関節が細いため、足まわりのトラブルや皮膚・目の不調が起こりやすい傾向があります。
日々の食事から体の内側をケアすることで、病気のリスクを軽減できることもあります。ここでは特に注意したい症状についてご紹介します。
パピヨンは体重が軽い反面、足が細くて華奢なため、膝の関節に負担がかかりやすい犬種です。特に多く見られるのが「膝蓋骨脱臼(パテラ)」で、滑りやすい床やジャンプの多い環境では注意が必要です。
足腰のトラブルは食事でサポートすることが可能で、グルコサミンやコンドロイチン、カルシウムなどの成分が入ったフードを選ぶと効果的です。
パピヨンは涙やけが起こりやすく、皮膚のバリア機能が弱めな子もいます。また、「眼瞼内反症(逆さまつげ)」など、目の不調も見逃せません。
目の周囲が赤くなったり、こすったりしている場合は早めに獣医師の診断を受けましょう。また、涙やけや皮膚トラブルの対策として、穀物不使用で添加物が少ないフードに切り替えることも有効です。
パピヨンは体重が4~5kgの超小型犬で、口も小さく、フード選びに気を遣う必要があります。また、涙やけや関節トラブル、偏食といった傾向もあるため、こうした特徴に合ったドッグフードを選ぶことが健康維持につながります。
ここでは、パピヨンに多いお悩みに対応した「選び方のポイント」と、おすすめのフード3選をご紹介します。
パピヨンは口がとても小さく、フードをうまく咀嚼できないこともあります。大粒や硬いタイプだとこぼしたり、食べるのを嫌がる子も少なくありません。
粒が小さい・柔らかい・香りがよいフードは食べやすさに直結するため、偏食や食いつきの悩みがある子にもおすすめです。
🗣️ 飼い主の声:
口が小さいせいで、ドッグフードを口に入れてもパラパラとこぼれて掃除が大変でした。ソフトタイプの小粒フードに変えてからは食べやすくなったようで、床が汚れにくくなりました。(12歳・メス)
パピヨンは涙やけを起こしやすく、皮膚もやや敏感な傾向があります。添加物や穀物が体質に合わない場合、目の周りの赤みやかゆみが出やすくなります。
穀物フリー(グレインフリー)で、人工添加物の少ないドッグフードを選ぶことで、涙やけのリスクを下げることができます。
🗣️ 飼い主の声:
いつものフードにささみを混ぜて与えると食べることが多いです。においが強くなると食いつきが良くなるので、原材料の品質や香りも大事だと感じています。(6歳・オス)
活発に動くパピヨンは、細い足や膝に負担がかかりやすく、膝蓋骨脱臼(パテラ)など関節トラブルにも注意が必要です。
グルコサミンやコンドロイチン、カルシウムといった関節サポート成分が含まれているフードを選ぶことで、毎日の食事からケアすることができます。
🗣️ 飼い主の声:
新しいフードだと食べるのに、すぐ飽きてしまうのが悩みでした。飽きないように、体に良さそうなフードをローテーションで与えています。(9歳・メス)
前のセクションでは、パピヨンに合うフードの条件として「小粒・グレインフリー・関節サポート」などのポイントをご紹介しました。
実際にそれらの条件を満たすドッグフードの中から、特にパピヨンとの相性が良いと考えられる3商品を厳選してご紹介します。愛犬の食いつきや体調の悩みに合わせて、ぴったりの1品を見つけてください。
それぞれ割引特設公式サイトをご案内しています。
プレミアムドッグフードとして人気の「カナガン」は、たんぱく質比率が高く香りも豊かで、食いつきに悩む子に試してほしい一品です。小粒で食べやすく、涙やけ対策としても注目されています。
・高たんぱく(29%)で健康な筋肉を維持
・グルコサミン・コンドロイチン配合で関節サポート
・グレインフリーでアレルギーや涙やけにも対応
「モグワン」は、カルシウムとビタミンDをバランスよく配合し、骨の強化や吸収サポートに優れています。パピヨンが起こしやすい膝のトラブルに配慮したフードを探している方におすすめです。
・チキン&サーモン使用で高品質なたんぱく源
・人工添加物・香料不使用で安心
・全犬種・全年齢対応の総合栄養食
「ミシュワン」は、涙やけや皮膚の健康を意識して作られた小型犬専用レシピ。グレインフリーではないものの、添加物を極力排除し、穏やかな体質の子にも適しています。
・小粒タイプで食べやすさ◎
・国産にこだわり、安心安全な食材のみ使用
・アレルゲンになりやすい食材を徹底排除
以前は「プロマネージ」や「ウェルケア」などのブランドから、パピヨン専用のドッグフードが販売されていましたが、現在はすべて国内での取り扱いが終了しています。
とくに有名だった「プロマネージ パピヨン専用」は、マースジャパンが製造していたもので、CMでも紹介されていたことからご存じの方も多いかもしれません。
なお、「プロマネージ」は現在も柴犬やチワワなど他犬種向けの専用フードを展開していますが、パピヨン向けのラインナップはなくなっています。
アメリカ本社では「パーフェクトフィット」などが流通しているため、どうしても専用品にこだわる場合は個人輸入での入手は可能です。ただし、現在はパピヨンの体質に合った総合栄養食を選ぶことが現実的かつ安心な選択肢といえるでしょう。
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涙やけがひどい場合はどんなフードが良いですか?
涙やけの原因がアレルギーや添加物である可能性もあるため、グレインフリーや無添加のフードを試してみるのがおすすめです。食事を見直すことで改善するケースもあります。
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パピヨンにはやわらかいフードの方が向いていますか?
口が小さいパピヨンは、硬い粒だとこぼしたり食べにくい場合があります。ソフトタイプや超小粒タイプのフードを選ぶことで、食べやすさや食いつきが改善することも多いです。
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パピヨンは飽きっぽいと聞きましたが本当ですか?
パピヨンは好奇心旺盛で敏感な性格のため、同じ味が続くと食べなくなる子もいます。そんな場合は、複数の高品質なフードをローテーションするのも一つの方法です。
パピヨンは愛らしい見た目に加えて、繊細で賢い性格を持つ魅力的な犬種です。しかし、涙やけや関節の弱さ、偏食など、食事に関する悩みを抱えやすい面もあります。
そんなパピヨンには、小粒で食べやすく、グレインフリーや関節サポート成分入りのフードが特におすすめです。
今回ご紹介したフードは、どれも実際の飼い主さんの声や体験をもとに厳選しています。愛犬の体質や好みに合ったごはんを見つけて、毎日の食事時間がもっと楽しく快適になるようサポートしてあげてください。