毛並み改善におすすめのドッグフード3選|食事でツヤ復活!

愛犬ごはんノート編集部
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毛並みを整えるためにブラッシングされている犬。毛並み改善に必要な栄養素を紹介する記事のメイン画像

愛犬の毛並みがパサついたり、ツヤがなくなってきたりすると心配になりますよね。そんなとき、まず見直したいのが「毎日の食事」です。


毛並みの健康には、外からのケアだけでなく、体の内側から栄養をしっかり届けることが大切。ここでは、毛並みが悪くなる原因とその改善方法、そして皮膚や被毛の健康をサポートするおすすめのドッグフードをご紹介します。



犬の毛並みが悪くなる主な原因とは?

犬の毛並みを整えるためブラッシングしている様子

毛並みの状態は、日々の生活習慣や体内の健康バランスに大きく影響されます。食事やケア方法、心身のコンディションまで幅広く関係するため、原因を知ることが改善への第一歩です。


間違ったブラッシングが毛を傷める


犬種や毛質に合わないブラッシングや過度なシャンプーは、キューティクルを傷つけ乾燥や切れ毛を招きます。硬すぎるブラシや強い洗浄力のシャンプーは避け、被毛に合う道具を選びましょう。


もつれは引っ張らず、スリッカー→コームの順でやさしく解き、週数回のケアに留めると毛並みの回復につながります。


栄養バランスの崩れが毛並みに影響


犬の毛並みは日々の食事から得る栄養で維持されます。オメガ3・6脂肪酸、ビタミンE、良質なたんぱく質が不足すると、パサつきやフケ、被毛のハリ低下が起こりがち


吸収性の高い動物性たんぱくや魚油を取り入れ、腸のコンディションを整えることで、毛の再生サイクルを支えられます。


皮膚トラブルが毛並みを乱す


皮膚炎やアレルギー、ノミ・ダニなどの寄生虫は、かゆみや発赤を引き起こし、掻き壊しによる脱毛や被毛の粗れを招きます。患部を清潔に保ちつつ原因特定が重要です。


自己判断で市販薬に頼るより、早めに動物病院で検査と適切な治療を受け、生活環境の見直しも行うと毛並みの回復が早まります。


ストレスや病気が毛並みに及ぼす影響


慢性的なストレスや睡眠不足、運動不足は血行を悪化させ、毛乳頭への栄養供給を妨げます。結果としてツヤが落ち、毛が細く抜けやすくなることも。


散歩で適度に発散し、静かな睡眠環境を整えることが基本です。腎臓病やホルモン異常が疑われる場合は受診して原因を確認しましょう。


毛並みの悪化は、犬種の体質や被毛の特徴も関係しています。抜け毛や皮膚トラブルが気になるラブラドール向けに、体質に合った食事選びのポイントを詳しく解説しています。
👉 ラブラドールにおすすめのドッグフード|抜け毛・肥満・服の悩みにも対応


毛艶が戻らないときの診断と受診の目安


食事やブラッシング方法を改善しても毛艶が戻らない場合、皮膚病やホルモン異常、内臓疾患など体の中の不調が隠れていることがあります


特にかゆみ・脱毛・体重減少など他の症状が伴うときは、自己判断で放置せず、早めに動物病院で血液検査や皮膚検査を受けて正確な診断を受けることが大切です。


毛並みを良くする食べ物と栄養素

毛並みを良くしたいと思って一生懸命ブラッシングしているのに、なかなか効果が出ない……。そんなときは、体の内側=食事の見直しが必要かもしれません。ここでは、毛並みのためにドッグフードで意識したいポイントを、栄養と心の面からわかりやすくご紹介します。


ドッグフードの質が毛並みを左右する理由


毛並みが悪くなる大きな原因のひとつに、栄養不足があります。特に、フードに含まれるたんぱく質の「質」と「量」は重要です。


安価なフードには、とうもろこし・大豆・小麦などの植物性たんぱく質が中心に使われていることが多く、犬にとって必要な動物性たんぱく質が不足してしまうことがあります。


また、ドッグフードの中には添加物や粗悪な動物性原料を使っているものもあり、これが被毛や皮膚のトラブルのもとになることもあります。見た目は元気でも、体の中では栄養が足りていない……そんなケースは意外と多いのです。


特に豊かな被毛が特徴のゴールデンレトリバーは、毛艶の維持に栄養バランスが欠かせません。皮膚と被毛の両方をケアできるフード選びが大切です。
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動物性たんぱく質は被毛の材料そのもの


犬の体はたんぱく質でできているといっても過言ではありません。筋肉・骨・血液はもちろん、皮膚や毛もたんぱく質から作られています。とくに毛の成長には多くのたんぱく質が使われるため、毎日のフードでしっかり補うことが大切です。


たんぱく質が足りていないと、毛がパサパサになったり、ツヤがなくなったり、フケが出たりすることがあります。高品質な動物性たんぱく質がしっかり含まれているフードを選ぶことが、毛並み改善の第一歩です。


魚油やオメガ脂肪酸で“ワンランク上”の毛並みへ


たんぱく質に加えて、オメガ3・オメガ6脂肪酸(魚油・サーモンオイル・亜麻仁など)も毛並みに大きく関わっています。これらは犬が体内で作り出せない栄養素のため、食事から摂る必要があります。


オメガ脂肪酸には皮膚のバリア機能を整えたり、毛にツヤを与えたりする働きがあり、乾燥やかゆみ、皮膚炎の予防にも効果的です。毛並みをもっと美しくしたい人は、こうした成分が配合されたフードをぜひ選んでみてください。


オメガ3・オメガ6脂肪酸の皮膚・被毛への作用は、人間を対象とした日本脂質栄養学会の評価でも健康維持に重要とされています。本記事では犬にも同様に必要な栄養素として紹介しています。


出典
日本脂質栄養学会「皮膚の健康とオメガ3脂肪酸」(2024年)


毛並みを整えるためには、皮膚の健康が土台となります。皮膚に赤みやかゆみがある場合は、「皮膚トラブルにおすすめのドッグフード」もあわせて参考にしてみてください。
皮膚トラブルにおすすめのドッグフード >>


毛並みを良くする食べ物をチェック


毛並みを良くする食べ物には、サーモンやイワシなどの青魚、鶏むね肉や卵などの高品質なたんぱく源、アーモンドや亜麻仁油などオメガ3を含む食品があります。ブロッコリーやかぼちゃなどビタミン豊富な野菜も抗酸化作用で被毛を守ります。


ドッグフードのトッピングや手作り食に少量加えるのも効果的です。


食事を補う毛並みケア用サプリの活用


食事内容を整えても毛並みの改善がゆっくりなとき、サプリメントは有効なサポート手段になります。オメガ脂肪酸、ビオチン、亜鉛など被毛や皮膚の健康に役立つ成分を含むものを選びましょう。


与える前に獣医師へ相談し、用量や相性を確認しておくと安心です。サプリはあくまで補助的に使い、バランスの良い食事と一緒に取り入れることがポイントです。


毛並み・毛艶やを良くするサプリメント

毛並み改善に効果的なドッグフード3選

毛並みの美しさは、外からのお手入れだけでなく、毎日の食事が大きく関わっています。


ここでは、皮膚や被毛の健康をサポートしてくれる成分がしっかり含まれた、毛並みケアにおすすめのドッグフードを厳選してご紹介します。愛犬のツヤやかで健康的な被毛を育てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


モグワンドッグフード


モグワンドッグフードのパッケージ


特徴: 高品質なチキンとサーモンを主原料とし、オメガ3・6脂肪酸を豊富に含む。
効果: 皮膚や被毛の健康をサポートし、毛並みの改善が期待できます。



オリジン レジオナルレッドドッグ


カナダ産 オリジン レジオナルレッドドッグ


特徴: 牛肉・豚肉・ラムなど多種の赤身肉を85%使用し、豊富な動物性たんぱく質とオメガ脂肪酸を含む。
効果: 筋肉と皮膚・被毛の健康を支え、ツヤとハリのある毛並みを維持するのに役立ちます。



GO! SOLUTIONS 皮膚+被毛ケア ダックレシピ


GO! SOLUTIONS 皮膚+被毛ケア ダックレシピ


特徴: アレルゲンになりにくいダックを主原料とし、オメガ脂肪酸や抗酸化成分を配合。
効果: 乾燥肌や被毛のパサつきを改善し、健康的な毛並みをサポートします。



ジャックラッセルテリアは活発で代謝が高く、皮膚や毛並みにも配慮が必要な犬種です。体質に合った食事で毛艶を整えたい方は、以下の記事も参考にしてください。


ジャックラッセルテリアにおすすめのドッグフード

毛並みを整えるための生活習慣と環境

シャンプー中のダックスフンド。毛並みを整えるためのケアの一環

毛並みの美しさを保つためには、毎日の食事だけでなく、お手入れや過ごし方も大きなカギになります。ブラッシングやシャンプーの頻度、ストレスの有無など、生活環境のひとつひとつが皮膚や被毛に影響を与えるもの。


内側と外側の両方から整えることで、より健康的な毛並みが育まれていきます。


ブラッシングとシャンプーの見直し


ブラッシングやシャンプーは毛並みの手入れに欠かせない大切な習慣ですが、やり方を間違えると毛を傷める原因になります。


犬種や毛質に合った頻度や方法を意識し、皮膚をこすりすぎない優しいケアを心がけましょう。乾燥や静電気が気になる季節は、保湿ケアも取り入れるのがおすすめです


ストレスを減らす心のケア


毛並みと心の健康は意外と密接な関係があります。ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、毛が細くなったりツヤがなくなったりすることも


適度な運動や遊び、安心できる環境づくり、飼い主とのスキンシップを通じて、日常的にリラックスできる時間を意識してあげましょう。


被毛タイプ・年齢・季節ごとの毛並みケアポイント

愛犬の毛並みケアは、毛質や年齢、季節によって必要な対策が変わります。ここでは被毛のタイプ別、シニア犬向け、季節ごとのポイントをまとめ、状況に合ったケア方法を紹介します。


短毛・長毛・ダブルコートで異なる毛並みケア


犬の被毛タイプによって、ブラッシングの頻度やケアの重点は大きく異なります。短毛種は皮膚マッサージを兼ねたこまめなブラッシングで血行を促し、長毛種は毛玉防止のため丁寧なコーミングと保湿ケアが必須です


ダブルコートの犬は換毛期に下毛が大量に抜けるため、抜け毛を放置すると皮膚トラブルの原因になることも。被毛に合ったブラシと頻度を選ぶことが、健康な毛艶を保つ第一歩です。


シニア犬の被毛とツヤを保つための工夫


シニア期に入ると代謝や皮脂分泌が低下し、毛並みがパサつきやすくなります。高品質な動物性たんぱく質と必須脂肪酸を含むフードで内側から栄養を補給し、血行を促す軽いマッサージやブラッシングを習慣にしましょう。


また、乾燥や皮膚炎を防ぐために室内の湿度管理や適切なシャンプー選びも重要です。体調変化を見逃さず、必要に応じて獣医師に相談しながらツヤを維持する工夫を続けましょう。


換毛期や乾燥シーズンに意識したい栄養とケア


換毛期や乾燥する季節は、被毛が抜けやすく皮膚も敏感になります。オメガ3・6脂肪酸やビオチン、亜鉛を含むフードやサプリで皮膚バリアを整え、こまめなブラッシングで抜け毛を除去し血行を促進しましょう。


加湿器を使って適度な湿度を保つことも、フケやかゆみ対策に効果的です。体の内外からサポートを意識することで、季節の変化に負けない健やかな毛並みを維持できます。

毛並み改善フードに関するQ&A


(タップで回答)
ドッグフードで本当に毛並みが良くなるんですか?

毛並みは食事の内容に大きく左右されます。特に、オメガ3脂肪酸や動物性たんぱく質が不足していると、被毛のツヤが失われたり、乾燥やフケが出やすくなることがあります。内側から栄養を補うことで、根本から毛並みを整えることができます。



(タップで回答)
どのくらいの期間で毛並みに効果が出てきますか?

個体差はありますが、早ければ1〜2週間で毛のツヤや手触りの変化を感じることがあります。完全な改善を実感するまでには、3ヶ月程度を目安にするとよいでしょう。皮膚や毛のターンオーバーは時間がかかるため、焦らず継続が大切です。



(タップで回答)
毛並みケア用のフードは高価なものばかりですか?

毛並みに配慮されたフードの中には高品質な原材料を使っているものも多いため、やや価格が高めの傾向はあります。ただし、すべてが高額とは限らず、価格と成分のバランスが取れた商品も多く存在します。予算に合ったものを選ぶことが可能です。



(タップで回答)
毛並みに効果が出ない場合はどうすればいいですか?

食事を変えてもすぐに効果が出ないことは珍しくありません。


まずは3ヶ月ほど続けて様子を見て、それでも改善が見られない場合は、フードが体質に合っていないか、別の原因(皮膚疾患やストレス)がある可能性も。かかりつけの動物病院での相談も視野に入れてみましょう。

まとめ:食事とケアでツヤのある毛並みを

毛並みの乱れは、ただの見た目の問題ではなく、健康のサインでもあります。パサつきやフケ、ツヤの低下が気になるときは、まず食事内容を見直してみましょう。


良質なたんぱく質やオメガ脂肪酸を含んだフードに切り替えることで、内側から被毛を整えることができます。また、ブラッシングやシャンプーの方法、心のストレスにも目を向けて、生活全体をトータルにケアすることが大切です


毛並みの改善には時間がかかることもありますが、日々の積み重ねが愛犬の美しさと元気を引き出します。