食が細くなり平均体重を下回ったり、急に食べるのをやめてしまう場合、簡単な工夫で食欲を改善させることができます。
どれもすぐに試せるので、ワンちゃんの食欲に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
愛犬がご飯を食べなくなった時にはまず以下の3つのことを試してみてください。他に原因があるかもしれませんがまず、この3つを試して様子を見てみてください。
ただご飯を食べないだけで特に病気の症状がない場合にできる改善方法です。
もし、体調がよくなかったりいつもと違う動作をするなど気になることがあれば、獣医に相談する必要があります。
特に歯周病と内臓系の異常は食欲不振に陥りやすいといわれています。愛犬にそのような兆候がないかも見てあげると、早期発見にもつながります。
犬がドッグフードを食べなくなる原因としていくつか考えられるもをまとめました。今食べないワンちゃんに該当するものがあるかもしれませんので、チェックしていただければと思います。
ドッグフードの粒が大きいと食べにくために、食欲があっても拒食してしまう場合があります。
食べない期間が長くなるほど食が細くなり健康を崩しやすくなるので、できるだけ早い段階で気づいてあげることが大切です。
ドッグフードのサイズが原因の場合には、小型犬専用フードか小粒タイプのものに変えることで解決します。柔らかいフードであれば、軽く砕いてあげるのもいいですね。
その他、ドッグフードのサイズではなく入れている容器やそれを億台に問題があり食べなくなることもありますので、一度他のものに変えて様子を見ることも試してみてください。
ドッグフードは使われる主成分や味付け用のパウダーによって大きく味が変わります。犬にも好みがあるため、嫌いなものはだんだんと食べなくなってしまうことも考えられます。
ドッグフードの切り替の際には、急に給餌量のすべてを新しいものにすると受け付けないことがあるので、今まであげていたものを少しずつ混ぜて与えるのがポイントです。
ドッグフードのメーカーサイトに、そのフードに合った切り替え方法が載っていることが多いのでぜひ参考にしてみてください。
以前のものと似たような味付けのものだとあまり意味がないので、主原料が違うものや、生の肉のみを使ったものなどにしてあげると効果的です。
ちなみに、犬が一番好きな味はチキンだといわれているので、まだ試したことがないのであればぜひ与えてみてください。
老犬になると味覚や嗅覚が衰えていきます。また、内臓機能も若いころに比べると落ちていることからあまりご飯を食べなくなってしまうことがあります。
このようなときには、ドッグフードを加熱して匂いを強くすることをおすすめします。犬の体温かそれより少し高いくらいまで温めるとより食べやすくなります。
今与えているドッグフードに穀物が多く含まれる場合には、消化がうまくできなくなっている可能性もあるため、老犬専用フードや消化の良いフードに切り替えることで食欲が回復します。
ドッグフードを加熱する際は、電子レンジを使うと便利です。ご自宅にあるレンジのメーカーにもよりますが、20~30秒程度でだいたい全体が温まります。
温度の目安は40℃を少し超えるくらい。触ってみて温かいなと感じるくらいがちょうどいいです。少し大きなお皿に入れてチンすることで加熱のし過ぎを防止できます。
ごほうびや間食として与えているおやつが多すぎると、メインのドッグフードを食べなくなることがあります。
「ドッグフードは食べないけどおやつはガツガツ食べる」という状況だと、どうしてもおやつばかり与えてしまうことになりますが、そこはぐっとこらえてください。
また、人間が食べるようなものをあげ続けると(犬は塩味が強いものが好きなので)その味に慣れてドッグフードに見向きもしなくなることがあるので注意が必要です。
人間にとってはあまり考えられないことですが、犬は単にわがままで食べなくなるということがあります。
理由は環境によって様々ですが、例えば前にあげた味の濃いものがすごくおいしかったために「もうあのごはん以外食べないんだから!」と駄々をこねているということも考えられます。
犬の素振りからわがままが理由で食べない可能性があると感じたら、とりあえず今まで与えていたフードを出してそのまま放置してみてください。
最初はいつも通りそっぽを向いていたワンちゃんもずっとその状態が続くとしぶしぶ食べてくれるようになります。人間との根競べですね。
それでも意地をはって食べない場合は、フードを片付けてさらに放置してみてください。ワンちゃん自身お墓は空いているはずなので、いずれは食べるようになります。
愛犬には毎日完全栄養食のフードを食べさせたいと思いますが、そんな飼い主の気持ちとは裏腹に何をしてもたべないということはやはりあります。
愛犬がかわいそうと思う気持ちをぐっとこらえて食べないフードを与え続けるのも一定期間は必要ですが、それが続くとワンちゃんが弱ってしまうのもまた現実です。
そのような状況になった場合には、一時的に猫の缶詰を与えることをおすすめします。
賛否両論ありますが、食欲不振による栄養不足が病気のリスクを高める可能性もあるため、この方法が一時的な解決策となることもあります。
猫缶を与えるという方法は、継続的ではなく一時的な食事療法になります。病院でも入院中や退院したばかりで食欲がない犬に猫缶を与えることがあります。
猫のフード(特に猫缶)は、犬用に比べて塩分やカロリー少し高く、多くの犬がドッグフードより好んで食べるとされています。
犬がドッグフードを食べないのには必ず理由があります。一つ一つの可能性を検討し、それに対処していくことが大切です。