
愛犬の腎臓の数値や体調が気になり、食事だけでなくサプリも上手に取り入れたい—そんな飼い主さんへ。基本の考え方と成分の選び方、続け方のコツをわかりやすくまとめました。
まずは「腎臓の健康を守ることの大切さ」から、成分・おすすめ・注意点へ順にご覧ください。
腎臓は犬の体内で老廃物をろ過し、体のバランスを整える重要な臓器です。しかし一度機能が低下すると、回復が難しい臓器でもあります。毎日の生活の中で腎臓を守る意識を持つことが、長く健康に過ごすための第一歩になります。
腎臓は血液をろ過して老廃物を尿として排出し、体の中の水分・ミネラル・電解質のバランスを整える役割を持ちます。
さらに、血圧の調整やホルモンの分泌、赤血球の生成にも関係しており、体全体の健康を維持するために欠かせない存在です。正常な腎機能があることで、他の臓器も安定して働くことができます。
腎機能が低下すると、老廃物や毒素が体内にたまりやすくなり、倦怠感や食欲低下、体重減少などのサインが現れます。進行すると多飲多尿や脱水、嘔吐、貧血などを引き起こし、慢性腎不全へ進むこともあります。
初期は無症状のことが多いため、早めのケアと定期的な健康チェックがとても重要です。
腎臓への負担をやわらげるためには、血流や代謝を整える成分、細胞の酸化を防ぐ栄養素を意識することが大切です。ここでは、腎臓ケアに役立つ代表的な成分を紹介します。日常のフードと組み合わせて、穏やかに腎臓を守りましょう。
オメガ3脂肪酸には、血流を促進して腎臓の毛細血管を守る作用があり、炎症の軽減にも役立ちます。EPAやDHAは魚油などに豊富に含まれ、腎臓病の進行をゆるやかにするサポートが期待されています。
体内では作られない必須脂肪酸のため、フードやサプリからの摂取が効果的です。特にシニア犬には欠かせない栄養素です。
腎臓は老廃物を処理する際に活性酸素が発生しやすく、酸化ストレスを受けやすい臓器です。ビタミンEやCoQ10、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、細胞膜を保護し、ダメージの蓄積を防ぐ働きがあります。
これらを取り入れることで、腎臓の老化や炎症を抑え、長期的な健康維持に役立てることができます。
腎臓にかかる負担を減らすには、リンやナトリウムの摂取量を控えることが重要です。これらが過剰になると老廃物が体内にたまりやすく、腎臓の処理機能に負担がかかります。
低リン・低ナトリウム設計のフードやサプリを選ぶことで、体内環境の安定を助け、腎臓へのダメージを防ぐサポートになります。
腎臓ケア用のサプリメントは、フードだけでは補いにくい栄養をサポートしてくれる心強い存在です。ここでは、腎臓の健康維持や老化予防に役立つ人気サプリを3つ紹介します。毎日のごはんにプラスして、無理のない腎活を続けましょう。

「毎日腎活」は、植物由来の抗酸化成分とオメガ3脂肪酸を配合した腎臓ケアサプリです。体内の酸化ストレスを抑えながら、腎臓のろ過機能をやさしくサポートします。
カプセルタイプで与えやすく、シニア犬の健康維持にも人気です。長期的な使用にも安心できる穏やかな設計です。

「Kリナールコンボ」は、リン吸着と抗酸化ケアを同時に行える高機能サプリです。腎臓に負担をかけるリンを体外へ排出しやすくすることで、老廃物の蓄積を防ぎます。
また、ビタミンEやオメガ3脂肪酸などが細胞の酸化を抑制し、腎臓の働きを守ります。動物病院でも推奨される信頼性の高い製品です。

「アンチノール プラス」は、ニュージーランド産のモエギイガイから抽出したオメガ3脂肪酸を豊富に含む、天然由来のサプリメントです。関節や皮膚、心血管の健康を守るほか、腎臓の血流をサポートする働きも期待されています。
運動量の減ったシニア犬や、体のバランスを整えたい犬におすすめです。カプセルタイプで与えやすく、フードに混ぜても続けやすいのが特徴。毎日の食事にプラスすることで、体の内側から健やかなコンディションを維持できます。
腎臓の健康を守るためには、サプリメントだけでなく、日常の食事や生活習慣にも気を配ることが大切です。ここでは、腎臓ケアを行ううえで特に意識したいポイントを紹介します。
腎臓は体内の老廃物を尿として排出するため、十分な水分が欠かせません。水分が不足すると尿が濃縮され、腎臓への負担が増してしまいます。
常に新鮮な水を飲める環境を整え、ウェットフードやスープなどからも水分を補う工夫をしましょう。特にシニア犬は喉の渇きに鈍感になるため、意識的な補給が大切です。
療法食や腎臓ケアフードを与えている場合は、サプリメントとの成分重複に注意しましょう。リンやナトリウム、オメガ3脂肪酸などは過剰摂取によって逆に負担をかけることもあります。
新しいサプリを取り入れる際は、必ず原材料と成分表を確認し、獣医師に相談しながら適切なバランスを見極めることが重要です。
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腎臓サプリはどのくらいで効果が出ますか?
サプリは薬ではないため、すぐに変化が現れるものではありません。体内環境の改善には少なくとも数週間〜数ヶ月の継続が大切です。食事や水分管理とあわせて、無理のないペースで続けましょう。
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健康な犬にも腎臓サプリを与えていいですか?
はい。腎臓病の予防や加齢による機能低下を遅らせる目的で使うこともあります。特に中高齢の犬や水をあまり飲まない犬には、日常的なケアとして取り入れるのがおすすめです。
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腎臓サプリと泌尿器サプリを一緒に使っても大丈夫?
基本的には併用可能ですが、成分が重複する場合は注意が必要です。どちらもリンや抗酸化成分を含むことが多いため、与える前に内容を確認しましょう。不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談するのが安心です。
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サプリを嫌がる場合、どんな工夫ができますか?
カプセルが苦手な犬には、中身をフードに混ぜたり、ヨーグルトやおやつに包んで与える方法が有効です。においが気になる場合は、香り付きのトリーツやウェットフードを利用すると受け入れやすくなります。
腎臓は一度機能が落ちると回復が難しいため、日々の小さなケアが何より大切です。
栄養バランスの取れた食事と十分な水分補給を意識することで、腎臓への負担を軽くできます。サプリメントは、オメガ3脂肪酸や抗酸化成分などを補う“支え”として上手に活用しましょう。
さらに、定期的に血液検査や尿検査を受けて状態を確認しておくと、変化に早く気づくことができます。毎日の積み重ねが、愛犬の穏やかな時間を長く伸ばしてくれるはずです。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。