【愛犬の健康に】おすすめ犬用サプリメント|関節・皮膚・免疫をやさしくケア

愛犬ごはんノート編集部
愛犬ごはんノート編集部

内臓を守るサプリメント

心臓や肝臓、腎臓、泌尿器といった内臓は、毎日の生活を元気に送るために欠かせない働きをしています。これらの臓器が疲れてしまうと、食欲不振や体力の低下など全身の不調につながることもあります。


食事だけではサポートが難しい部分もあるため、必要に応じてサプリメントを取り入れることで、内臓の健康をやさしく支えてあげることができます。


心臓サポート(タウリン・L-カルニチンなど)


心臓は全身へ血液を送り出すポンプの役割を担う大切な臓器です。加齢や遺伝などの影響で負担がかかると、咳や心雑音、心肥大といった症状があらわれることがあります。


タウリンやL-カルニチンは心筋の働きを助け、血流を安定させることで心臓への負担を軽減してくれる成分です。毎日のごはんに加えてサプリで取り入れることで、心臓の健康維持をやさしく支えるサポートができます。


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肝臓サポート(シリマリン・SAMeなど)


肝臓は体内の有害物質を分解したり、栄養を代謝したりする大切な臓器です。そのため負担が大きくなると、元気の低下や体調不良につながることがあります。


シリマリン(マリアアザミ)やSAMeは、肝細胞を守りながら抗酸化作用を発揮し、肝機能の維持を助けてくれる成分です。日々のごはんにプラスして取り入れることで、肝臓の健康をより安定して支えやすくなります。


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腎臓の健康を維持する成分(オメガ3、抗酸化物質など)


腎臓は体内の老廃物を処理する大切な臓器で、負担がかかると全身の健康に影響します。オメガ3脂肪酸は炎症を抑え、抗酸化成分は細胞のダメージを減らす働きがあるため、腎臓の機能維持に役立ちます。


食事だけで不足しがちな成分をサプリで補うと、腎臓の負担を和らげやすくなります。


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泌尿器の健康維持(クランベリーエキスなど)


クランベリーエキスは、膀胱や尿路の粘膜を整え、細菌が付着しにくい環境をつくることで泌尿器の健康維持に役立ちます。特に尿路結石や膀胱炎を繰り返しやすい犬におすすめです。


水分摂取の工夫とあわせて取り入れることで、排尿トラブルの予防にもつながります。


DHC 犬用 サプリ おしっこすいすい


おしっこすいすい


細菌の付着や増殖を抑えるクランベリーエキス、尿路ケアに役立つビタミンEを配合したサプリメント。様々な尿トラブルをサポートします。



ウロアクトプラス


ウロアウトプラス


以前販売されていたウロアクトから濃度を濃くし、クランベリーは濃縮されたエキスにグレードアップ、含有量に倍にしたサプリメント。


さらに、新成分としてプラスされたN-アセチルグルコサミンは、GAG層を構成するアミノ酸であり、膀胱粘膜の健康をサポートします。



ジャパンペット Vets Labo おやつサプリ犬用 泌尿器サポート


ジャパンペッツ泌尿器サポートサプリ


尿路疾患の再発が心配な愛犬に 犬用 泌尿器サポートは尿を酸性に近づける効果のある「クランベリー」を配合し、アルカリ性に傾くとできやすくなる「ストルバイト結晶」に配慮したおやつサプリメント。



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腸内環境・口臭・免疫サプリメント

お腹の調子が整うと、体全体の元気にもつながります。腸内環境は消化や吸収だけでなく、免疫力にも深く関わっているため、バランスをサポートすることが大切です。


サプリメントをうまく取り入れることで、日常的にお腹を壊しやすい子や、季節の変化に弱い子の健康をやさしく支えることができます。


腸内フローラを整える(乳酸菌・オリゴ糖)


腸内の善玉菌を増やす乳酸菌や、その働きを助けるオリゴ糖は、お腹の調子を整える代表的な成分です。腸内フローラが安定することで、軟便や下痢が起きにくくなり、便の状態も安定しやすくなります。


また、腸は「第二の免疫器官」と呼ばれるほど体の抵抗力に影響するため、毎日の健康維持に役立つ点も魅力です。


毎日爽快


犬の乳酸菌サプリ


犬のからだが必要とする消化酵素のほとんどを含んだ植物性酵素が配合された毎日爽快サプリメント。生成される酵素の量が限定されている犬にとって酵素不足は、腸内環境の悪化に大きく影響します。


さらに、人間の赤ちゃんでも食べることができる「有胞子性乳酸菌」配合で、便通を良くする効果が期待できます



こんな愛犬におすすめ

・免疫が低下してきた
・体重が大きく変化した
・血便や血尿がでることがある
・口臭や体臭が気になる

有胞子性乳酸菌は腸内で食べ物が腐敗しないようにする働きがあるため、腸内環境による虫歯や歯周病を予防します。


キュアペット

腸内環境を整え口臭を防ぐキュアペット


動物病院でも採用されている犬猫兼用サプリ「キュアペット」は、腸内環境を整えることで免疫力の向上やアレルギー体質の改善、口臭・便臭対策など多方面に効果が期待できます


ヒューマングレードの乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖を配合し、粉末タイプで毎日のごはんに混ぜやすく、小型犬にも与えやすいのが特長です。



わんこの乳酸菌



乳酸菌や善玉菌となるプロバイオティクスと善玉菌のエサとなるプレバイオティクスを配合した犬用サプリメント「わんこの乳酸菌」。


人と同じ基準のヒューマングレード素材にこだわった製品で、腸まで届く有胞子性乳酸菌も配合されています。


免疫サポート(βグルカン・ビタミン類)


きのこ由来のβグルカンや、ビタミンC・Eといった抗酸化成分は、免疫細胞の働きを助けると言われています。体の防御力を高めることで、季節の変わり目やストレスによる体調不良を防ぎやすくなるのがポイントです。


体質的に風邪をひきやすい犬や、老犬の健康維持に取り入れる飼い主さんも増えています。


口臭ケアに役立つ成分


腸内環境の乱れや口腔内の細菌バランスが崩れると、口臭の原因になることがあります。乳酸菌や植物エキスを取り入れることで、腸と口内の環境を整え、息のにおいをやわらげるサポートが期待できます。


口臭は病気のサインでもあるため、サプリでのケアとあわせて日々の観察も欠かせません。

運動機能をサポートするサプリメント

関節や筋肉は、愛犬が元気に動き回るために欠かせない大切な部分です。特に小型犬やシニア犬では、足腰への負担がかかりやすく、将来的なトラブルにつながることもあります。


グルコサミンやコンドロイチンといった関節ケア成分は、軟骨の健康維持を助け、歩く・座るといった動作をなめらかに保ってくれます。一方で、カルニチンやたんぱく質補助成分は、筋肉の衰えを防ぎ、関節への負担をやわらげるサポートになります。


毎日の食事だけでは不足しがちなこれらの栄養をサプリメントで補うことで、年齢を重ねても軽やかに動ける体を保ち、愛犬が「歩くことの楽しさ」を長く感じられるよう支えてあげられます。


▶ 犬の関節ケアサプリを詳しく見る

皮膚と毛並みを整えるサプリメント

愛犬の皮膚や毛並みの状態は、健康のバロメーターともいわれます。乾燥やかゆみ、毛のパサつきは、栄養不足やアレルギーが関わっていることも。


サプリメントを活用することで、必要な栄養素を補い、内側から皮膚と被毛をサポートできます。日常のフードにプラスするだけで、見た目だけでなく快適さにもつながります。


オメガ3脂肪酸で皮膚の炎症を抑える


オメガ3脂肪酸は、炎症をやわらげる作用を持つ栄養素で、かゆみや赤みなど皮膚トラブルの改善をサポートします。魚油や亜麻仁油に多く含まれており、アトピー体質や乾燥肌に悩む犬に特におすすめです。


毎日の食事に取り入れることで、皮膚のうるおいを守り、健康的な状態を長く保つ効果が期待できます。


なお、かゆみやフケ、赤みなどの皮膚トラブルが続く場合は、サプリメントだけでなく日々の食事からのケアも重要です。おすすめのフードについては下記の記事で詳しくご紹介しています。


皮膚病・かゆみに配慮したおすすめドッグフードを見る


キュアペット(アニマルライフ研究所)


腸内環境を整え口臭を防ぐキュアペット


腸内環境を整えることで、かゆみや皮膚炎の原因となるアレルギー反応をやわらげる犬猫兼用サプリ


乳酸菌やビフィズス菌、オリゴ糖などが善玉菌を増やし、免疫バランスを整えて内側から皮膚の健康をサポートします。粉末タイプで食事にも混ぜやすく、小型犬にも使いやすい点も人気です。



かゆケアドッグ(DHC)



腸内からのケアで「ムズかゆ」にアプローチ。ケストース(オリゴ糖)500 mg、酵母発酵エキス、植物性乳酸菌K‑2・パラカゼイ菌のW乳酸菌を配合し、腸内環境を整えて免疫バランスや皮膚のバリア機能をサポートします。


無添加・国産設計で、小型犬から大型犬まで安心して継続できるのが魅力のサプリメントです。


毛並み・毛艶やを良くするサプリメント


ビオチンや亜鉛は、被毛の生成や皮膚の修復に欠かせない栄養素です。これらが不足すると毛がパサつきやすく、抜け毛やフケが増える原因にもなります。


サプリで補給することで毛の生え変わりをスムーズにし、光沢とハリのある毛並みを維持しやすくなります。美しい毛並みを目指す子に役立つ成分です。


毎日美肌

犬用かゆみ止めサプリメント毎日美肌


皮膚の健康と毛並みケアを同時にサポートする「毎日美肌」は、コラーゲンペプチドやセラミド、ビオチン、ローヤルゼリー、月見草油など、皮膚のバリア機能と潤いを支える成分を豊富に配合。


乾燥やアレルギーによるかゆみに悩む子にもおすすめです。無添加・国産のやさしい設計で、継続しやすいのも魅力。



ペットのサプリ。シリーズ <皮膚・毛並み>


ペットのサプリ。シリーズ <皮膚・毛並み>


ヒアルロン酸やコエンザイムQ10 を配合したこのサプリは、被毛の“うるおい保ち”と“輝き”をサポートします。皮膚の保水力を助けることで毛がパサつきにくくなり、ツヤのある毛並みへ近づける設計です。


大きさに応じて1〜4粒/日を目安に与えるタイプで、普段の食事で補い切れない栄養を手軽にプラスできるのが魅力。食事との併用で、内側から毛艶ケアを強化したい方におすすめです



DHC 犬用 サプリ つやつやビューティ


DHC 犬用 サプリ つやつやビューティ


“ツヤ”をキーワードにしたこの DHC のサプリは、被毛の栄養バランスに着目した成分構成。皮膚の健康を保つビタミン類やミネラルを豊富に含み、被毛の光沢や毛並みの均整を改善するサポートが期待できます


毎日与えやすい粒数設計なのも使いやすさのポイント。普段の食事で不足しがちな栄養素を補うことで、かゆみやパサつきにもアプローチ可能です。



乳酸菌で腸から整えて皮膚をサポート


腸内環境は皮膚の健康に深く関わっており、乱れると炎症やかゆみが繰り返しやすくなります。乳酸菌を取り入れると腸内フローラのバランスが整い、老廃物の排出もスムーズになります。


その結果、免疫機能が安定し、皮膚への負担が軽減されるため、かゆみや赤みなどの皮膚トラブルを予防する効果も期待できます。

シニア犬の認知機能支えるサプリメント

犬も年を取ると、認知症にかかる可能性があります。


その症状には、「ご飯を食べたことを忘れて何度も要求する」「生活リズムが変わり、夜中に急に吠え出す」「同じ場所をくるくると歩き回る」「飼い主の呼びかけに反応が遅くなる」といったものがあります。


認知症を完治させることは難しいですが、一時的な改善や症状の進行を遅らせることは可能です


サプリメントについても、「呼びかけに反応するようになった」という口コミがあり、悩んでいる飼い主の方にとって有益な補助となるかもしれませんので、試してみることをおすすめします。


▶ 認知症をケアするサプリを詳しく見る

犬にサプリメントを与えるときのよくある質問


(タップで回答)
犬にサプリメントは本当に必要ですか?

健康な犬には基本的に総合栄養食で十分な栄養が摂れますが、年齢や体質、疾患によっては不足しがちな栄養素が出てくることがあります。


そうしたケースでは、目的に合ったサプリメントを補助的に活用することで、健康維持や症状緩和につながる場合があります。



(タップで回答)
サプリメントと薬を一緒に与えても大丈夫?

基本的に多くのサプリメントは薬と併用できますが、一部の成分が薬の作用に影響を与える可能性もあります。


特に抗凝固薬や肝機能の薬などを使用している場合は注意が必要です。心配な場合は事前にかかりつけの獣医師に相談しましょう。



(タップで回答)
サプリメントの効果はどれくらいで実感できますか?

サプリメントは薬と違い即効性は期待できません。体質や目的にもよりますが、1~3ヶ月程度継続して使用することで徐々に体調の変化や改善が見られるケースが多いです。


長期的な健康維持を目的に、無理のない範囲で続けることが大切です。

サプリメントを上手に取り入れて愛犬の健康を支えよう

犬の体調や年齢に合わせて必要な栄養を補えるサプリメントは、毎日のフードだけではカバーしきれない部分を支えてくれる心強い存在です。


ただし、サプリメントは病気を治す薬ではなく、健康維持や持病に配慮した成分を補うためのサポートアイテムという位置づけになります。


関節や筋力、皮膚や毛並み、消化や免疫など、目的に応じて取り入れることで健康寿命をのばす助けになるでしょう。


大切なのは、愛犬の様子を見ながら無理なく続けること。フードと組み合わせて上手に活用すれば、毎日の元気と快適な暮らしをサポートしてあげられます。

プロフィール

愛犬ごはんノート編集部

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。

ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。

成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。

愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami

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愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。

参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。

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本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。