
愛犬のぽっちゃりとした体型が気になり始めたとき、極端に食事の量を減らす無理な制限はストレスや体調不良の原因になります。
健康的に体重を管理するためには、毎日のドッグフードを低脂肪でカロリーを抑えたものへ見直すことが最も負担の少ない方法です。
この記事では、脂質を抑えつつ栄養バランスや腹持ちに優れた低脂肪ドッグフードの選び方と、おすすめの市販・通販フードを厳選して紹介します。
愛犬の体質や好みに合ったフードを見つけて、日々の無理のない体重管理に役立てるためのヒントをまとめています。
体重が気になる愛犬には、毎日の食事で脂質を抑えることが役立ちます。カロリーを減らしつつ満腹感を保つ工夫を見ていきましょう。
脂質は三大栄養素の中でも最もカロリーが高いため、脂質を抑えることで効率よくカロリーカットができます。食事の量を極端に減らすことなく体重管理ができるため、愛犬に空腹のストレスを与えにくいのが大きな魅力です。
太りやすい体質である犬種にとっては、日々の食事からのカロリーコントロールが健康維持の鍵となります。毎日のごはんで無理なく体重を管理してあげましょう。
パグは食欲旺盛で太りやすいだけでなく、顔のシワなど皮膚のケアも大切になる犬種です。体型と皮膚の健康を同時にサポートできる食事のポイントをまとめています。
➡ パグ向けドッグフード3選|太りやすい子・皮膚の悩みに配慮した選び方
ミニチュアシュナウザーは脂質のバランス管理が特に重要で、美しい被毛の維持も欠かせません。愛犬の体質に寄り添った毎日のごはんの選び方はこちらで詳しく解説しています。
➡ ミニチュアシュナウザー用ドッグフード5選|元気な毎日と毛並みを支える食事
骨格が細いシェルティにとって、わずかな体重の増加も関節への負担につながりやすいため、日々のカロリーコントロールが非常に重要です。無理なく適正体重を維持しつつ、毛並みも整える食事選びのポイントをまとめています。
➡ シェルティにおすすめのドッグフード5選|毛並み・体重・アレルギー対策も紹介
低脂肪ドッグフードは、脂質やカロリーを抑えながら、たんぱく質や食物繊維など必要な栄養を補えるよう設計された商品があります。
食事量を大きく減らす方法と比べて、愛犬の満足感を保ちながら体重管理を続けやすい点がメリットです。特に食欲旺盛な犬は、カロリーだけでなく食物繊維や1日あたりの給与量も確認し、無理のない範囲で調整しましょう。
コーギーのような胴長で関節への負担が気になり、体重管理を意識したい犬種や、食欲旺盛で食事量を減らすと満足しにくい愛犬にも取り入れやすいでしょう。
単に脂質が低いだけでなく、栄養バランスが整っていることが重要です。愛犬の健康を維持するためのチェックポイントを解説します。

脂肪を減らして体重を落とす際、筋肉量まで一緒に落ちてしまうと基礎代謝が下がり、逆に太りやすい体質になってしまいます。これを防ぐためには、お肉やお魚などの良質な動物性たんぱく質が主原料になっているフードを選ぶことが大切です。
パッケージの原材料表示を確認し、チキンやサーモンなどの名前が一番最初に書かれているかチェックしてください。しっかり筋肉を維持して、健康的な体型を目指しましょう。
カロリーや脂質を抑えた食事でも、愛犬がすぐにお腹を空かせてしまってはかわいそうです。
食物繊維がバランスよく含まれているフードは、お腹の中で水分を吸って膨らむため、腹持ちが良く満腹感が長続きします。さつまいもやオーツ麦など、消化に良い繊維質が含まれているものがおすすめです。
また、食物繊維は腸内環境を整えてスムーズな排便をサポートする働きもあるため、毎日のスッキリにも役立ちます。
低脂肪フードを選ぶときは、脂質の具体的な基準を知っておくと安心です。愛犬の体質に合った適正な脂質量や、ドッグフードの脂質基準について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
➡ 犬のドッグフード脂質基準を徹底解説|適正量と選び方の目安
愛犬2匹の体重管理のため低脂肪フードに切り替えた際、最初は香りが物足りないのか、なかなか食べてくれない時期がありました。その時は、フードをぬるま湯で少しふやかし、香りを立たせることでしっかり完食するようになりました。
脂質を抑えたフードにしたことで食いつきが落ちた場合は、愛犬の好みに合わせたトッピングや与え方の一工夫が体重管理を長続きさせるコツです。
また、2匹で暮らしていると、食べるペースや必要な量が違ったり、片方がもう一方のご飯を気にしたりすることもあります。「多頭飼いの犬のご飯管理と横取りを防ぐコツ」も、毎日の食事管理に役立ててみてください。
愛犬がご飯を食べてくれない時のさらに具体的な対処法については、こちらの記事も参考にしてください。
➡ 犬や子犬が元気なのにご飯を食べない!考えられる原因とすぐできる対処法
低脂肪ドッグフードは、市販で買いやすい商品から通販で購入できるフードまでさまざまです。まずはおすすめ6商品の脂質・カロリー・たんぱく質を比較し、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
低脂肪ドッグフードには、「脂質○%以下なら低脂肪」という統一された基準があるわけではありません。そこで当サイトでは、パッケージや公式サイトに記載された粗脂肪の最低保証値が10.0%未満の商品をひとつの目安として候補を選びました。
さらに、脂質だけで判断せず、100gあたりのカロリーやたんぱく質、食物繊維などの栄養バランスも確認しています。
市販で購入しやすい商品から通販を中心に購入できる商品まで、愛犬の体格や食事の好みに合わせて比較しやすい6商品に絞りました。
粗脂肪の「○%以上」は最低保証値を示すため、実際の含有量とは異なる場合があります。
| 商品名 | 粗脂肪 | カロリー たんぱく質 |
向いている犬 |
|---|---|---|---|
| このこのごはん | 8.0%以上 | 343kcal 20.9%以上 |
小型犬・国産フードを選びたい犬 |
| ペロリコ | 8.0%以上 | 326.9kcal 22.5%以上 |
カロリーと脂質の両方を抑えたい犬 |
| ロイヤルカナン | 9.0%以上 | 323kcal 28.0%以上 |
体重管理したい小型犬 |
| サイエンス ダイエット |
9.0%以上 12.5%以下 |
315kcal 21.0%以上 |
肥満傾向の1~6歳の成犬 |
| うまか | 9.5%以上 | 350kcal 21.4%以上 |
国産の鶏肉主体を選びたい犬 |
| ミシュワン | 9.5%以上 | 352kcal 21.5%以上 |
国産の鶏肉・馬肉主体を選びたい犬 |
・カロリーは100g当たりの数値
・粗脂肪の最低保証値が低いものから順に掲載しています。同じ数値の商品については、順位を意味するものではありません。
ドラッグストアやペットショップなど、市販ですぐに手に入るおすすめの低脂肪ドッグフードを紹介します。

サイエンス・ダイエット ライト 小粒は、粗脂肪9.0%以上12.5%以下、315kcal/100gと、カロリーを抑えながら体重管理を続けたい成犬向けのフードです。
ドラッグストアやホームセンターなどでも見つけやすく、通販だけに頼らず購入しやすい点もメリット。食事量やおやつを見直しながら、日常的にカロリー管理を取り入れたい愛犬に選びやすい商品です。
🐶 編集部minamiチェック
粒がサクサクしていて、食いしん坊な子でもしっかり噛んで食べてくれます。どこでも買いやすく、体重管理の第一歩として試しやすい安心の定番フードです。
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ロイヤルカナン ミニ ライト ウェイト ケアは、粗脂肪9.0%以上、323kcal/100g、たんぱく質28.0%以上の小型犬向けフードです。
脂質やカロリーを抑えるだけでなく、たんぱく質もしっかり確保できるのが特徴。体重が気になり始めた小型犬や、食事量を極端に減らさず体型管理を続けたい場合に比較しやすい商品です。
🐶 編集部minamiチェック
どうしても体重が落ちないときの心強い味方です。食物繊維が豊富なおかげか、うんちの形がきれいになり、お腹の調子が安定しやすいと感じます。
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通販を中心に購入できる低脂肪ドッグフード4商品を紹介します。脂質やカロリーだけでなく、主原料や食べやすさなども比べながら、愛犬に合ったフードを選んでみてください。

このこのごはんは、粗脂肪8.0%以上、343kcal/100gで、今回比較する6商品の中でも粗脂肪の保証成分値が低いフードです。
鶏ささみや鹿肉、まぐろなどを使用し、小型犬が食べやすい小粒に仕上げられています。脂質を抑えながら、国産フードや食べやすさにもこだわりたい飼い主さんにとって候補に入れやすい商品です。
🐶 編集部のレビュー
袋を開けると、かつお節のようなお出汁の香りがふわっと広がり、愛犬たちもすぐに近寄ってきました。実際に与えたときも食いつきはよく、小粒なので噛みにくそうな様子もありませんでした。わが家では食後にお腹の調子を崩すこともなく、毎日のごはんとして続けやすい印象でした。

ペロリコドッグフード ライトは、粗脂肪8.0%以上、326.9kcal/100gと、脂質とカロリーの両方を抑えた設計が特徴です。
チキンやダック、白身魚など複数の動物性原材料を使用し、たんぱく質は22.5%以上。食事量を大きく減らす方法ではなく、毎日のフードそのものを見直して体重管理を続けたい愛犬に向いています。
🐶 編集部minamiチェック
低カロリーなのにチキンや白身魚がたっぷりで、パサパサ感がないのが嬉しいポイントです。おやつを我慢しているダイエット中のご褒美ごはんとしても重宝します。

MISHONE 成犬用(旧・小型犬用)は、粗脂肪9.5%以上、352kcal/100g、たんぱく質21.5%以上の国産フードです。
鶏肉に加えて馬肉も使用しており、小型犬でも食べやすい粒の大きさに配慮されています。低脂肪だけを最優先するというより、脂質を抑えながら国産原材料や食べやすさも含めて選びたい場合に比較しやすい商品です。

うまかは、粗脂肪9.5%以上、350kcal/100g、たんぱく質21.4%以上で、九州産華味鳥を主原料に使用した国産ドッグフードです。
今回の6商品の中ではカロリーがやや高めですが、粗脂肪の最低保証値は9.5%です。 脂質だけでなく、使用されている肉の種類や国産フードであることも重視して選びたい飼い主さんに向いています。
去勢・避妊手術の後やシニア期は、基礎代謝が落ちて太りやすくなる時期です。年齢や体調に合わせたケアを取り入れましょう。
手術後はホルモンバランスの変化により、基礎代謝が低下して食欲が増加しやすくなります。今までと同じ量の食事を与えているとすぐに太ってしまうため、去勢・避妊後用フードへ切り替えるか、食事量を調整することが必要です。
また、急激な体型の変化は愛犬の負担になるため、こまめに体重を測りながら管理を進めてください。食事だけでなく、適度な遊びを取り入れて活動量を維持することも大切です。
年齢を重ねてシニア期に入ると、運動量とともに基礎代謝も自然と落ちていきます。成犬期と同じカロリーを摂取していると肥満につながるため、シニア向けの低脂肪フードへの移行を検討するタイミングです。
ただし、食事を減らすだけでなく、筋肉を落とさないための工夫も欠かせません。シニア犬の筋力維持を意識し、足腰に負担のかからない短い散歩や室内での軽い運動を組み合わせて、健康寿命を延ばしましょう。
愛犬の食事管理について、飼い主さんが疑問に思いやすいポイントをまとめました。フード選びや切り替えの参考にしてください。
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いつから低脂肪フードに切り替えるべき?
愛犬の体型を上から見て腰のくびれが分かりにくくなったり、以前より体重が増えたりしたときは、食事内容を見直す一つのタイミングです。 去勢・避妊後や活動量が減ってきた場合も、給与量やカロリーを確認してみましょう。
シニア期に入る時期は犬種や体格によって異なるため、年齢だけで低脂肪フードへ切り替える必要はありません。肥満が気になる場合や持病がある場合は、獣医師に相談して適切な食事を決めてください。
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ダイエット用と低脂肪フードはどう違う?
一般的な低脂肪フードは脂質を抑えて健康維持を目的としたものですが、療法食のダイエット用フードは獣医師の指導のもとで減量を目的に作られています。病気による肥満や、大幅な減量が必要な場合は、自己判断せず動物病院で療法食の処方を受けることをおすすめします。
愛犬の健康な体型を維持するためには、毎日の食事が基本となります。焦らずじっくりと体重管理を続けていきましょう。
フードを低脂肪に変えても、おやつを食べ過ぎていてはカロリーオーバーになってしまいます。1日のおやつは総摂取カロリーの10%以内を目安にし、与えた分だけ主食を減らすことが大切です。
犬のおやつの適量をしっかり把握し、低カロリーな野菜やボーロなどに置き換える工夫を取り入れながら、上手に間食と付き合っていきましょう。
急に食事の量を減らしたり、一気に新しいフードに切り替えたりすると、愛犬のストレスや消化不良の原因になります。今のフードに少しずつ低脂肪フードを混ぜながら、1週間から10日ほどかけてゆっくりと移行していくのが安全な方法です。
また、体重の変化はすぐに現れるものではありません。1週間に体重の1%減など、ゆるやかな目標を立てて、愛犬の体調を観察しながら気長に続けることが一番のリバウンド対策になります。
毎日の食事管理と適度な運動のバランスをしっかり整え、愛犬の健康で元気な日々をこれからも長くサポートしてあげましょう。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱く敏感肌で、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。