
年齢を重ねた愛犬が、ふとした瞬間に「様子が少し違うかも」と感じることはありませんか?
寝ている時間が増えたり、夜中に鳴いたり、名前を呼んでも反応が遅くなったり──。そんな変化の背景には、脳の老化や認知機能の低下が関係していることがあります。
最近では、DHAやセサミンなど脳の健康を支える栄養素を配合した犬用サプリメントが増えています。上手に取り入れることで、シニア犬が穏やかでいきいきとした毎日を過ごすサポートができます。
この記事では、愛犬の認知症ケアに役立つサプリメントを、やさしい視点でわかりやすくご紹介します。
・犬の認知症サプリは「DHA・EPA」「抗酸化成分(セサミン・ビタミンEなど)」が中心
・症状を治す薬ではなく「進行をゆるやかにするサポート役」
・7歳前後〜気になるサインが出てきたタイミングでスタートが目安
年齢とともに脳の働きがゆるやかに衰えていくのは、犬も人も同じです。そんな変化を支えるのが、脳の健康を助ける栄養成分たち。日々の食事で不足しがちな栄養をサプリメントで補うことで、愛犬の元気な表情を長く保ちやすくなります。
DHAやEPAは、脳や神経の働きを守るうえで欠かせない必須脂肪酸です。血流を良くし、神経細胞同士の情報伝達をスムーズにしてくれるため、記憶力や学習力の維持に役立つといわれています。
魚に多く含まれますが、サプリメントなら酸化しにくく、安定した形で必要量を補えます。脳だけでなく、心臓や関節の健康にも良い影響をもたらします。
ビタミンB群やミネラルは、脳がエネルギーを作り出すための土台となる栄養素です。とくにビタミンB12や亜鉛、鉄分は神経伝達物質の生成や酸素の運搬に関わるため、不足すると集中力や反応が鈍くなることも。
食事に加え、サプリで補うことで体の代謝と心の働きを同時に支えることができます。毎日の元気を維持する小さなサポーターです。
年齢を重ねると、体内で発生する活性酸素が増え、脳細胞を傷つけてしまうことがあります。セサミンやビタミンEといった抗酸化成分は、その酸化ダメージをやわらげる働きを持ち、脳の若さを保つ助けになります。
続けて摂ることで、神経細胞の健康を守り、記憶力や意欲の維持にもつながります。自然由来の力で、穏やかな老後を支える心強い味方です。
犬の認知症サプリは、薬とは違い日々のケアとして取り入れるものです。愛犬の年齢や体調に合わせて、「どんな成分を補いたいか」を意識して選ぶと、目的に合ったサポートにつながります。
また、無理なく続けられる形状や風味かどうかも大切なポイントです。食事と一緒に与えやすいタイプを選ぶと、毎日の習慣にしやすくなります。
DHAやセサミンなど、どの成分がどんな働きをするのかを知ることが第一歩です。たとえば「記憶力を守りたい」「落ち着きを取り戻したい」など、目的が明確になると選びやすくなります。
愛犬の年齢や持病、食事内容とのバランスも考えながら、その子に必要なサポートができるかどうかを意識して選びましょう。焦らず、少しずつ試していくことが大切です。
サプリメントは食品に分類されますが、薬の効果を強めたり弱めたりする場合があります。心臓病・肝臓病・腎臓病などを持つ犬では、与える成分や量に注意が必要です。
「飲ませても大丈夫かな?」と迷ったら、獣医師に確認を。事前に相談しておくことで、副作用の心配を減らし、安心して続けられるケアにつながります。
サプリメントは薬のように即効性を求めるものではなく、積み重ねることで効果を発揮します。体が慣れるまでには時間がかかるため、焦らず毎日少しずつ与えるのが理想です。
フードに混ぜたり、おやつのように与えたり、愛犬が楽しめる形で続けていきましょう。「今日も一緒に元気で過ごそう」という気持ちが、何よりのサプリメントになります。
年齢を重ねると、行動の変化が少しずつ増えることがあります。サプリで様子を見る前に、まずは「体調不良や別の病気が隠れていないか」を確認しておくと安心です。気になる変化が続くときは、早めに獣医師へ相談しましょう。
昨日まで問題なかったのに、急に夜鳴きや徘徊が始まった、呼びかけへの反応が明らかに落ちた、同じ場所で立ち尽くす時間が増えたなど、変化のスピードが早い場合は受診をおすすめします。
認知機能の問題以外に、痛みや不快感、視力・聴力の低下、体調不良が影響していることもあります。
食欲が落ちる、急に水をよく飲む、トイレの失敗が増える、昼夜逆転して眠れない日が続くなど、生活リズム全体が崩れているときは注意が必要です。
サプリは治療の代わりではないため、体調面のチェックを優先すると安心です。受診時は「いつから」「頻度」「具体的な様子」をメモしておくと伝えやすくなります。
認知症の症状や進行について詳しく知りたい場合は、別記事でまとめていますので参考にしてみてください。
➡ 犬の認知症とは?初期症状・治療・予防と寿命への影響
脳の健康を守るサプリメントは、成分の違いによってサポートできる範囲が変わります。愛犬の性格や体調に合わせて、無理なく続けられるものを選ぶことが大切です。
口コミや成分のバランスなどから評判の高いサプリメントを紹介します。

魚由来のDHA・EPAに加えて、血流を促すイチョウ葉エキスを配合したサプリメントです。脳の情報伝達を助け、記憶力や集中力をサポートしてくれます。
食いつきの良いチュアブルタイプで、毎日のごはんにも混ぜやすく、“いつも通りの生活”をそっと支える優しいケアができます。

天然のマグロやカツオから抽出したDHAをたっぷり含んだサプリメント。脳の神経細胞を守り、情報伝達をスムーズにする働きがあります。
酸化防止にも配慮されており、高齢犬でも安心して続けられるのが魅力。飲みやすいソフトカプセルで、香りも穏やかなので食事の邪魔をしません。

ビタミンCと植物由来のポリフェノールを組み合わせ、抗酸化作用を高めたサプリメントです。脳や体にたまった活性酸素を中和し、老化によるストレスをやわらげます。
毎日続けることで、若々しさと明るい表情をサポート。おやつ感覚で与えやすく、シニア犬の健康維持にも役立ちます。

ゴマ由来のセサミンとビタミンEを配合し、細胞の酸化を抑える働きを持つサプリメントです。脳の血流や神経の健康を整え、日常の行動のキレを保つサポートをしてくれます。
食べやすいソフトカプセルタイプで、約80%のワンちゃんがそのまま食べられるとの結果もあります。いつまでも元気でいてほしい大切な家族のために、毎日の健康習慣として取り入れたいサプリメントです。
サプリメントで内側からサポートすることに加えて、日常の過ごし方も大切です。穏やかに過ごせる時間を増やしながら、心や脳をやさしく刺激する工夫を取り入れてあげましょう。
毎日の小さな変化が、愛犬の意欲や安心感につながります。
散歩は気分転換になるだけでなく、音・匂い・光といった外の刺激で脳を活性化させます。短時間でも毎日続けることで、認知症の進行をゆるやかにする助けになります。
また、軽い引っ張りっこや知育おもちゃもおすすめ。遊びながら「考える力」や「反応する力」を自然に引き出せます。
不規則な生活は、シニア犬にとって混乱や不安を生みやすくなります。朝の光を浴びて体内時計をリセットし、食事や就寝時間をできるだけ一定に保ちましょう。
静かな環境で穏やかに過ごす時間を増やすことが、心の安定と脳の健康の両方に役立ちます。焦らず、愛犬のペースに合わせることが何よりのケアです。
サプリメントを始めるときは、「いつから」「どう続けるか」など、気になる点がいくつも出てきます。飼い主さんの不安を少しでも減らせるよう、よくある質問をまとめました。
(タップで回答)
犬の認知症サプリはいつから始めるのがいい?
7歳前後から始めるのがおすすめです。「少し反応が遅いかも」「寝てばかりになった」などの変化を感じたときがタイミング。予防的に早めに取り入れることで、脳の健康を守りやすくなります。
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犬の認知症サプリは効果が出るまでどのくらいかかる?
体質や年齢によりますが、1〜3ヶ月ほど続けて変化を感じる飼い主さんが多いです。焦らず、毎日少しずつ続けることが大切です。短期間で結果を求めず、穏やかな変化を見守りましょう。
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フードと一緒に与えても大丈夫?
ほとんどのサプリメントは食事と一緒に与えて問題ありません。ただし、吸収率を下げる成分や薬を併用している場合は注意が必要です。心配なときは、獣医師に確認してから与えると安心です。
(タップで回答)
薬とサプリはどう違う?併用は大丈夫?
薬は獣医師が症状や状態を診て処方する治療目的のものです。一方、サプリは栄養補助として日常的なケアに用いられます。併用できるケースもありますが、成分の重複や体調への影響を避けるため、必ず事前に獣医師へ相談することが大切です。
シニア犬の認知症ケアは、1日や1週間で変化が見えるものではありません。けれども、DHAやセサミンなどの栄養をコツコツ続けていくことで、脳や神経の健康を少しずつ支えることができます。
そして、サプリメントだけでなく、毎日の散歩や声かけ、安心できる生活リズムが心の安定にもつながります。「今日も一緒に過ごせてうれしいね」と笑顔を交わす時間こそ、最高のケアです。小さな積み重ねが、これからの穏やかな日々を育んでくれます。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。