パグは、4000年前の中国圏に存在していたのが起源とされ、イビキをかく犬としても知られています。日本には戦後、イギリスから輸入され、当時は、ブルドッグと間違われることも多かったようです。
今回は、そんなパグの特徴や性格、かかりやすい病気、おすすめのドッグフードなどを紹介していきたいと思います。
パグは中国起源の小型犬で、その特徴的な外見と陽気な性格で知られています。歴史的には、中国の貴族階級に愛され、特に唐代から宋代にかけて人気を博しました。
その後、16世紀にオランダ商人によってヨーロッパにもたらされ、ヨーロッパの王侯貴族たちの間でも愛されるようになりました。
犬種 | パグ |
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原産国 | 中国 |
体重 | オス・メス:6~9kg |
寿命 | 12~15歳 |
パグの最も顕著な特徴は、平らで押しつぶされた顔つきです。彼らは大きな丸い目、短いマズル、しわが目立つ顔を持ち、特徴的な外観を形成しています。
耳は小さく、柔らかく、垂れ下がっています。体格はがっしりとしており、肩高は約25~36センチメートル、体重は約6~9キログラム程度です。
活発で陽気な性格を持ち、家族との愛情深い絆を大切にします。彼らは友好的で社交的であり、他のペットや子供たちとも良好な関係を築くことができます。
また、パグは比較的運動量が少なく、室内での生活に適しています。そのため、アパートや小さな家庭にも適しています。
小型犬で短毛なためお手入れは比較的楽ですが、短毛・短吻種であることから、暑さ・寒さともに弱い犬種です。
眼が大きいため眼球のけがが多くなります。散歩の際は草藪などに入り込まないように注意してあげてください。
パグは短頭犬種であるため、多くの場合、歯並びが悪く歯根炎や咽頭炎になりやすいです。また、皮膚に多くのシワがあり、汚れがたまりやすいため、皮膚病にかかりやすいです。
さらに、飛び出た目が外傷を受けやすく、瞬膜炎や角膜炎になりやすい傾向があります。その他にも、肥満や糖尿病、遺伝性の膀胱結石、外耳炎にも気を配る必要があります。
歯根炎、咽頭炎、皮膚炎、熱中症、短頭種気道症候群、角膜炎、瞬膜炎、ドライアイ、肥満、糖尿病、遺伝性の膀胱結石、外耳炎、股関節形成不全、レッグカルベペルテス、壊死性髄膜脳炎、水頭症など
パグを飼育している飼い主さんに、餌やりについてのお悩みやその対策などについて伺いました。
毎日同じもので飽きるのかたまに食べ残すことがあり、ひどいときはにおいをかぐだけでたべるのをやめてしまうことがあります。
室内で飼育していることもあってできればドライフードだけにしたいのですが、どうしても食べないときはウェットフードを与えています。すると、ペロッと食べてしまいます。
そのたびにおなかが空いていたのに好みではないフードを与えてごめんねとは思いますが、やはりドライフードを食べてほしいので今はいろいろと探しているところです。
ごはんの準備をしている段階で、こちらにピョンピョン飛びついてきて激しいおねだりをして困っていたので、準備をするときはケージの中に入れるようにしています。
パグのドッグフード選びのポイントとおすすめドッグフードをご紹介します。
パグは運動量が比較的少なく、食欲が旺盛な傾向があるため、肥満になりやすい特徴があります。肥満は関節の問題や呼吸困難などの健康問題を引き起こす可能性があるため、低カロリーで栄養価の高いドッグフードを選ぶことが重要です。
しわの間に汚れや湿気がたまりやすく、皮膚トラブルを引き起こす原因になります。皮膚や被毛の健康をサポートするために、オメガ3脂肪酸やビタミンEなどの栄養素が豊富なドッグフードを選ぶことが役立ちます。
パグはブラキセファリック(短頭種)であり、呼吸困難を引き起こす可能性があります。食事中に呼吸が困難になることがあるため、食事の間に犬の顔を上げることができる特別なボウルを使用することがおすすめです。
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パグは食物アレルギーになりやすい傾向があります。穀物や人工添加物など、アレルギーを起こしやすい原料が含まれないドッグフードを選ぶようにしましょう。ホリスティックで自然な成分からなるドッグフードを選ぶことが、アレルギーのリスクを減らすのに役立ちます。
アレルギーを起こしにくいラム肉を主原料にした穀物不使用のグレインフリードッグフード。オメガ3脂肪酸配合で、パグの皮膚や被毛を健康に保ちます。
100gあたりのエネルギーが341kcalと低く、肥満予防にも効果的です。