
シニア犬になると、若い頃とは違って「最近ごはんを食べない」「太りやすくなった」「関節の衰えが心配」といった悩みが少しずつ増えてきます。
愛犬の健やかな毎日を守るためには、代謝や消化機能の低下に合わせた食事の工夫が欠かせません。
この記事では、寿命や健康寿命を意識した栄養管理のポイント、市販で手軽に買えるものも含めたおすすめのシニア向けドッグフードを厳選して解説します。愛犬の体調に寄り添う、やさしい食事選びの参考にしていただければ幸いです。
シニア犬向けに、関節ケア・消化サポート・嗜好性などに配慮したドッグフードを5種類厳選しました。タイプの異なる商品を比較しながら、愛犬に合うものを選んでみてください。
「どれを選べばいいか分からない」という方のために、5商品の特徴を比較できる一覧表も掲載しました。
Amazonや楽天で購入できるものは、信頼できるショップの中でも最安値で購入できるところをご紹介しています。
| 商品名 | 主原料 | カロリー | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキンとサーモン | 354.5kcal | グレインフリー・関節ケア | カロリー控えめ+香り強め |
| Yum Yum Yum | チキン | 277〜348kcal | 国産・無添加 | 食欲が落ちた子に◎ |
| 安心犬活 | 牛・鶏・馬・魚 | 360kcal | 国産・関節ケア | 多肉×消化サポート |
| ナチュラルチョイス | ラム・玄米 | 355kcal | 市販・関節・皮膚・消化対応 | 安心のブランド力 |
|
サイエンス |
トウモロコシ・小麦・チキン | 364kcal | 市販・消化吸収◎ | 内臓の健康維持 |

動物性たんぱく質が豊富で、シニア犬の筋肉維持をサポートしてくれるフード。グレインフリーかつ香料・着色料不使用なので、敏感な子にも安心です。
野菜や果物などの自然素材もバランスよく含まれており、栄養バランスのとれた内容。全年齢対応でシニア期の切り替えもスムーズです。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 原産国 | イギリス |
| 容量 | 1.8kg |
| 主原料 | チキン・サーモン |
| カロリー/脂質 | 354.5kcal / 10%以上 |
| 特徴 |
グレインフリー |

「食べない子でも食べてくれる」と評判の国産フード。素材にこだわったやわらかドライタイプは、嗜好性が高く、噛む力が弱くなった子でも安心して食べられます。香りも良く、小分けパックで使いやすいのもポイント。ドライタイプとのセットもあり、シニア犬の状態に合わせて選べます。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 原産国 | 日本 |
| 容量 |
ドライ:500g |
| 主原料 | チキン |
| カロリー / 脂質 |
ドライ:348kcal / 8.5%以上 |
| 特徴 |
香りが良い・小分け対応 |

肉・魚のバランスが絶妙な国産プレミアムフード。牛・鶏・馬・魚をバランス良く使用しており、高タンパク低脂質かつ栄養価の高い設計が魅力です。
さらに、善玉菌・乳酸菌・オリゴ糖など腸活成分が充実しており、便の状態が安定しにくいシニア犬にもおすすめ。全年齢対応ですが、栄養バランス的には特に高齢犬に向いています。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 原産国 | 日本 |
| 容量 | 800g |
| 主原料 | 牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉 |
| カロリー / 脂質 | 360kcal / 10%以上 |
| 特徴 |
多様なたんぱく源・腸活成分配合 |

自然素材を活かした総合栄養フードで、7歳以上のシニア犬に必要な栄養をバランスよくサポート。主原料には良質なラム肉を使用し、食いつきの良さと高い栄養価を両立しています。
皮膚や被毛の健康維持に役立つオメガ3・6脂肪酸やフィッシュオイルを配合し、関節ケアや免疫力維持にもつながるよう設計されています。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 原産国 | アメリカ |
| 容量 | 1kg/3kg/6kg 他 |
| 主原料 | ラム(肉)・玄米 |
| カロリー / 脂質 | 355kcal / 13%以上 |
| 特徴 |
皮膚ケア・消化サポート |
リンク

世界的に信頼されるブランドで、動物病院でも取り扱いが多いフードです。7歳以上のシニア犬のために、関節や心臓の健康に配慮した栄養設計がされています。
小粒タイプなので噛みやすく、嗜好性も高いのが特長。ホームセンターや通販で入手しやすく、続けやすさでも安心です。粒の大きさも含め、愛犬の食べ方を見ながら選びましょう。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 原産国 | オランダ |
| 容量 | 1.4kg、3.3kg、6.5kg、12kg |
| 主原料 | トウモロコシ、小麦、チキン |
| カロリー / 脂質 | 364kcal /10.8%以上 |
| 特徴 |
理想的な消化・吸収組成で |
リンク
シニア犬の中には、食欲が落ちてドライフードを食べにくくなる子もいます。そんなときは、無添加でやわらかく食べやすい「デビフの缶詰」をトッピングとして活用するのもおすすめです。
👉 デビフ缶詰の安全性と口コミを詳しく見る
高齢犬にとってフード選びは、体調を維持するための重要なポイントです。シニア犬に合ったフードを選ぶ際に、特に注目したいポイントをご紹介します。
缶詰フードを活用する機会も増えますが、長期的に「ご飯が缶詰だけ」になる場合は注意が必要です。
👉 犬が缶詰しか食べない場合のリスクと対処法はこちら
シニア犬は年齢とともに消化機能や食べ方が変化することがあるため、原材料だけでなく脂質量や食物繊維、粒の大きさなども含めて確認することが大切です。
肉や魚が主原料でも、すべての犬に消化しやすいとは限りません。また、グレインフリーだから胃腸にやさしいとも限らないため、便の状態や食欲を見ながら愛犬に合うフードを選びましょう。お腹の不調が続く場合は、獣医師へ相談することも大切です。
食事は健康を支えるだけでなく、寿命にも関わってくる大切な要素です。
👉 寿命が長い犬種や長生きの秘訣を詳しく見る
シニア犬は食欲が落ちたり、噛む力が弱くなったりするため、フードの香りや食感も重要です。小粒タイプややわらかめのフードは食べやすく、トッピングやふやかしで工夫するのも効果的です。
食いつきが悪い日が続く場合は、味や形状を見直してみると改善するケースもあります。また、ドライフードでもお湯でふやかしたり、細かく砕くことで食べやすくなり、食いつき改善が期待できます。
シニア期で食べづらさが見えはじめたら、静音で軽く砕く・30〜40℃のぬるま湯でふんわり柔らかくすることで、より食べやすくなります。
👉 ドッグフードの砕き方(静音・時短)とふやかし方の手順

年齢を重ねた犬には、若いころとは異なる栄養バランスが求められます。シニア犬の健康維持を考えるうえで意識したい栄養素や、食事で配慮したいポイントを確認していきましょう。
シニア犬では、年齢とともに筋肉量が減りやすくなるため、良質なたんぱく質を十分に摂ることが大切です。一方、必要なカロリーや脂質は、体格・活動量・体重・健康状態によって異なります。
太りやすい犬ではカロリーや脂質を控えめにしたフードが選択肢になりますが、痩せ気味の犬や食事量が減っている犬まで一律に低脂肪にする必要はありません。体重だけでなく体型や筋肉の状態も確認しながら、愛犬に合った栄養バランスを考えましょう。
高たんぱくフードのメリットとリスクについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉高たんぱくは危険?ドッグフードで注意したい3つのポイント
シニア期に入ると、若い頃より運動量が減ったり、筋力や関節の状態に変化が見られたりすることがあります。関節の健康に配慮したフードには、グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸などが配合されているものがあります。
ただし、特定の成分だけで健康状態が決まるわけではありません。総合的な栄養バランスや適正体重の維持、無理のない運動もあわせて意識することが大切です。愛犬の体調や歩き方に変化がある場合は、食事だけで対応せず獣医師に相談しましょう。
➡ 犬の関節にいいドッグフード3選
年齢を重ねると関節や筋力の衰えも進みやすくなります。関節をサポートする成分を含むフードを選ぶことで、シニア期の歩行や運動をやさしく支えられます。
シニア犬では運動量や必要エネルギーが変化し、若い頃と同じ量の食事を続けると体重が増えることがあります。一方で、年齢が進むにつれて筋肉量や体重が減ってくる犬もいるため、「シニアだから低カロリー」と一律に考えないことが大切です。
定期的に体重と体型を確認し、太り気味であればカロリーや給与量を調整します。反対に、体重や筋肉が落ちている場合は十分なエネルギーとたんぱく質を摂れているか確認しましょう。
愛犬の状態に合わせた食事と無理のない運動を組み合わせることが、シニア期の体調管理につながります。
シニア期の健康維持には、食事の見直しとあわせて無理のない範囲で体を動かす習慣も大切です。愛犬の筋力をやさしく守る運動のコツについては、以下の記事で詳しくまとめています。
➡ シニア犬の筋力低下を防ぐ散歩術と無理のない運動
シニア犬のフード選びで気になりやすい疑問をまとめました。切り替える時期や成犬用との違い、食欲が落ちたときの工夫、市販品を選ぶ際の注意点を順番に解説します。
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シニア犬用のフードはいつから切り替えるべきですか?
一般的には7歳前後が切り替えを検討する目安とされています。ただし、シニア期に入る時期は犬種や体格、個体差によって異なります。年齢だけで判断せず、運動量や体重、食べ方などの変化を見ながら、愛犬の状態に合ったタイミングで切り替えましょう。
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成犬用フードとシニア用フードの違いは何ですか?
シニア用フードには、成犬用と比べてカロリーや脂肪を控えめにした商品、関節や消化に配慮した成分を加えた商品などがあります。ただし、すべてのシニア用フードが低脂肪・低カロリーというわけではありません。愛犬の体重や活動量、健康状態に合わせて成分値や特徴を確認して選ぶことが大切です。
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シニア犬がフードを食べないときはどうすればいいですか?
まずは香りや食感の違うフードに変えてみるのがおすすめです。ウェットタイプややわらかドライに切り替える、温めて香りを立たせる、少量のふりかけを使うといった工夫で食欲が戻ることもあります。
ただし、食欲低下には加齢だけでなく体調不良が関係している場合もあります。食べない原因や対処法について詳しく知りたい方は、➡「犬や子犬が元気なのにご飯を食べない!考えられる原因とすぐできる対処法」も参考にしてください。
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市販のシニア向けドッグフードを選ぶ際の注意点はありますか?
市販品を選ぶ際は、対象年齢や原材料、たんぱく質・脂質・カロリー、粒の大きさなどを確認しましょう。「グレインフリー」「無添加」といった特徴だけで判断せず、愛犬の体重や活動量、便の状態、食べやすさに合っているかを確認することが大切です。持病がある場合や体調に不安がある場合は、獣医師に相談しながら選びましょう。
年齢を重ねたシニア犬は、運動量や代謝、噛む力、消化の状態などが少しずつ変化していきます。そのため、年齢だけでフードを決めるのではなく、体重や活動量、食べやすさ、原材料、脂質・カロリーなどを確認しながら選ぶことが大切です。
この記事では、シニア犬におすすめのドッグフード5選と、愛犬に合うフードを選ぶためのポイントを紹介しました。
市販で購入しやすい商品や国産フード、やわらかく食べやすいタイプなど、それぞれに特徴があります。低脂肪・低カロリーが向くかどうかも愛犬の体型や体調によって異なるため、ひとつの条件だけで判断せず総合的に比較しましょう。
食事とあわせて、無理のない運動や生活環境を整えることもシニア期の健康維持につながります。愛犬の様子を見ながら、毎日続けやすく、体質や生活スタイルに合ったフードを選んであげてください。
また、食事とあわせて日々のケアや環境づくりも大切です。
▼ シニア犬と快適に暮らすための健康管理とケアのコツはこちら
ぜひ、今回の内容を参考に、愛犬にぴったりのフードを見つけてあげてください。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱く敏感肌で、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。