シニア犬におすすめのドッグフード|健康維持・体重管理・市販フードも解説

愛犬ごはんノート編集部
愛犬ごはんノート編集部

シニア犬用おすすめドッグフード

シニア犬は代謝や消化機能が低下し、若い頃とは違った食事の工夫が必要になります。寿命や健康寿命を意識した栄養管理や、太りやすさへの体重コントロールが大切です。


また、年齢とともに食欲が落ちて「ごはんを食べない」と悩むことも増えてきます。この記事では、市販で手に入るものを含め、シニア犬におすすめのドッグフードと選び方をわかりやすく解説します。



シニア犬に合ったドッグフードとは?

シニア犬の食事選び 4つのポイント(適切な栄養バランス、消化吸収にやさしい、関節や免疫力のサポート、嗜好性と食べやすさ)を解説する図解イラスト

シニア犬向けのフードには、若い頃とは異なる栄養バランスや配慮が必要です。


シニア犬(一般的に7歳以上)になると、体の機能がゆるやかに衰え始めます。運動量の減少や筋力の低下により、必要なカロリーは減る一方で、関節や内臓を守る栄養素の重要性は増していきます


また、消化吸収力や免疫力も年齢とともに落ちていくため、消化にやさしく、栄養をしっかり吸収できる食事が求められます。さらに、嗅覚や味覚が鈍ることで、これまでのフードを食べなくなるという悩みも多く見られます。


このように、シニア犬の食事は「カロリー控えめ+消化・関節・嗜好性サポート」が基本となります。


シニア犬に必要な栄養素と配慮点

年齢を重ねた犬には、若いころとは異なる栄養のバランスが求められます。ここでは、シニア犬の健康維持のために意識したい栄養素や、配慮すべきポイントをご紹介します。


たんぱく質とカロリーの適切なバランス


シニア犬には、筋肉の衰えを防ぐために良質なたんぱく質が必要ですが、代謝が落ちるためカロリー過多には注意が必要です。高たんぱく・低脂肪のフードを選ぶことで、筋肉を維持しながら肥満を防ぎ、体への負担を軽減できます


年齢や運動量に合わせて量も調整しましょう。


高たんぱくフードのメリットとリスクについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉高たんぱくは危険?ドッグフードで注意したい3つのポイント


毎日のスムーズな動きと活力を支える成分


シニア期に入ると、若い頃に比べて運動量が減ったり、日々の活力が少しずつ落ちてきたりすることがあります。毎日のスムーズな歩行や動きをサポートするためには、グルコサミンやコンドロイチンなどの成分が含まれたフードがおすすめです。


また、オメガ3脂肪酸や乳酸菌などの成分は、年齢に負けない健やかな体づくりと毎日の元気を内側から支えてくれます。愛犬の体質に合った成分を取り入れることで、シニア期の穏やかな暮らしをよりしっかりとサポートしてあげましょう。


犬の関節にいいドッグフード3選
年齢を重ねると関節や筋力の衰えも進みやすくなります。関節をサポートする成分を含むフードを選ぶことで、シニア期の歩行や運動をやさしく支えられます。


シニア期の健康維持とドッグフードの関係


シニア期を迎えた愛犬が穏やかな毎日を過ごすためには、年齢に合わせた毎日の食事内容が非常に重要になります。良質なタンパク質を含み栄養バランスに優れたフードを選ぶことで、肥満や内臓への負担を和らげ、消化機能の衰えをやさしくサポートできます


また、オメガ3脂肪酸や乳酸菌などの成分を取り入れることは、シニア犬の健康的な生活の質(QOL)を保つことにつながります。年齢に合った食事ケアを取り入れ、愛犬が長く快適に暮らせるよう工夫を重ねることが大切です。


栄養が整うことで日々の活力も安定しますが、夜鳴きなどの行動変化が見られる場合は、老化や認知機能の変化が関係していることもあります。➡ 老犬の夜鳴きが止まらない|原因と改善のヒント も参考にしてみてください。


太りやすいシニア犬の体重管理ポイント


シニア犬は代謝が低下し、運動量も減るため散歩不足から体重が増えやすくなります。肥満は関節や心臓への負担を強め、病気リスクを高める要因となるため注意が必要です。


カロリー計算を意識しながら、低カロリーでも良質なたんぱく質を含むフードを選ぶことが大切です。日々の体重変化を観察し、適度な運動と組み合わせることで健康寿命を延ばしやすくなります。


関連記事

シニア期の健康維持には、食事の見直しとあわせて無理のない範囲で体を動かす習慣も大切です。愛犬の筋力をやさしく守る運動のコツについては、以下の記事で詳しくまとめています。
シニア犬の筋力低下を防ぐ散歩術と無理のない運動

ドッグフード選びで気をつけたいその他のポイント

高齢犬にとってフード選びは、体調を維持するための重要なポイントです。シニア犬に合ったフードを選ぶ際に注目すべき3つのポイントをご紹介します。


缶詰フードを活用する機会も増えますが、長期的に「ご飯が缶詰だけ」になる場合は注意が必要です。
👉 犬に缶詰だけを与える場合のリスクと対処法はこちら


消化にやさしい原材料を選ぶ


シニア犬は消化機能が衰えやすいため、消化吸収に優れた原材料を使ったフードが適しています。とくに、穀物よりも肉や魚などの動物性たんぱく質が主体のフードは、胃腸への負担が少なくおすすめです。


お腹がゆるくなりやすい子には、グレインフリーや低アレルゲンのタイプを選びましょう。


食事は健康を支えるだけでなく、寿命にも関わってくる大切な要素です。
👉 寿命が長い犬種や長生きの秘訣を詳しく見る


嗜好性と食べやすさも大切


シニア犬は食欲が落ちたり、噛む力が弱くなったりするため、フードの香りや食感も重要です。小粒タイプややわらかめのフードは食べやすく、トッピングやふやかしで工夫するのも効果的です


食いつきが悪い日が続く場合は、味や形状を見直してみると改善するケースもあります。また、ドライフードでもお湯でふやかしたり、細かく砕くことで食べやすくなり、食いつき改善が期待できます。


シニア期で食べづらさが見えはじめたら、静音で軽く砕く・30〜40℃のぬるま湯でふんわり柔らかくすることで、より食べやすくなります。
👉 ドッグフードの砕き方(静音・時短)とふやかし方の手順


食べないときの工夫


シニア犬がごはんを食べなくなるのは、嗜好の変化や歯・消化機能の衰えが関係している場合があります。そのため、フードをぬるま湯でふやかして香りを立たせたり、やわらかめの食感に変えたりすると食欲が戻りやすくなります。


さらに、少量の野菜やウェットフードを混ぜることで栄養を補いながら無理なく食べさせられる工夫も有効です。


食べないときには、犬が好む野菜を多く入れると効果的です。特に、調理法によって甘みが出てくるものがおすすめです。
犬が好きな野菜と注意点


シニア期はフード選びに加えて、おやつの量(間食)も体重管理に大きく影響します。太りやすい老犬に合ったおやつの目安量や選び方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
シニア犬のおやつの量と選び方

高齢犬におすすめのドッグフード5選

ここでは、高齢犬にぴったりなおすすめドッグフードを5種類ご紹介します。関節ケア・消化サポート・嗜好性の高さなど、シニア犬の健康に配慮された特徴を持つフードを厳選しました。


タイプの異なる商品を選んでいますので、愛犬の好みに合わせて選んでみてください。


「どれを選べばいいか分からない」という方のために、4商品の特徴を比較できる一覧表も掲載しました。


Amazonや楽天で購入できるものは、信頼できるショップの中でも最安値で購入できるところをご紹介しています。


モグワン|高たんぱくで消化にやさしいレシピ


モグワンドッグフードのパッケージ


動物性たんぱく質が豊富で、シニア犬の筋肉維持をサポートしてくれるフードグレインフリーかつ香料・着色料不使用なので、敏感な子にも安心です。


野菜や果物などの自然素材もバランスよく含まれており、栄養バランスのとれた内容。全年齢対応でシニア期の切り替えもスムーズです。


内容 詳細
原産国 イギリス
容量 1.8kg
主原料 チキン・サーモン
カロリー/脂質 361.5kcal / 10%以上
特徴

グレインフリー
関節ケア成分配合



ヤムヤムヤム|食いつき抜群のやわらかドライ


ヤムヤムヤム チキン ドライ


「食べない子でも食べてくれる」と評判の国産フード。素材にこだわったやわらかドライタイプは、嗜好性が高く、噛む力が弱くなった子でも安心して食べられます。香りも良く、小分けパックで使いやすいのもポイント。ドライタイプとのセットもあり、シニア犬の状態に合わせて選べます。


内容 詳細
原産国 日本
容量

ドライ:500g
やわらか:80g×5袋

主原料 チキン
カロリー / 脂質

ドライ:348kcal / 8.5%以上
やわらか:277kcal / 6.5%以上

特徴

香りが良い・小分け対応
国産無添加



安心犬活|腸活と高タンパク設計が魅力


安心犬活


肉・魚のバランスが絶妙な国産プレミアムフード。牛・鶏・馬・魚をバランス良く使用しており、高タンパク低脂質かつ栄養価の高い設計が魅力です。


さらに、善玉菌・乳酸菌・オリゴ糖など腸活成分が充実しており、便の状態が安定しにくいシニア犬にもおすすめ。全年齢対応ですが、栄養バランス的には特に高齢犬に向いています。


内容 詳細
原産国 日本
容量 800g
主原料 牛肉、鶏肉、馬肉、魚肉
カロリー / 脂質 約350kcal / 9%前後
特徴

多様なたんぱく源・腸活成分配合
ヒューマングレード




ナチュラルチョイス エイジングケア|ラム肉使用の総合栄養食 🆗 市販


ニュートロナチュラルチョイスエイジングケア


自然素材を活かした総合栄養フードで、7歳以上のシニア犬に必要な栄養をバランスよくサポート。主原料には良質なラム肉を使用し、食いつきの良さと高い栄養価を両立しています。


皮膚や被毛の健康維持に役立つオメガ3・6脂肪酸やフィッシュオイルを配合し、関節ケアや免疫力維持にもつながるよう設計されています。


内容 詳細
原産国 アメリカ
容量 800g、1kg、3kg 他
主原料 ラム(肉)・玄米
カロリー / 脂質 約360kcal / 14〜15%
特徴

皮膚ケア・消化サポート
関節・自然素材使用



ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 小粒 🆗 市販

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 小粒


世界的に信頼されるブランドで、動物病院でも取り扱いが多いフードです。7歳以上のシニア犬のために、関節や心臓の健康に配慮した栄養設計がされています。


小粒タイプなので噛みやすく、嗜好性も高いのが特長。ホームセンターや通販で入手しやすく、続けやすさでも安心です。


内容 詳細
原産国 オランダ
容量 1.4kg、3.3kg、6.5kg、12kg
主原料 トウモロコシ、小麦、チキン
カロリー / 脂質 468kcal/12%以上
特徴

理想的な消化・吸収組成で
内臓の健康を維持



5商品の比較


商品名 主原料 カロリー 特徴 おすすめポイント
モグワン チキンとサーモン 355kcal グレインフリー・関節ケア カロリー控えめ+香り強め
Yum Yum Yum チキン 277〜348kcal 国産・無添加 食欲が落ちた子に◎
安心犬活 牛・鶏・馬・魚 約350kcal グレインフリー・関節ケア 多肉×消化サポート
ナチュラルチョイス ラム・玄米 約360kcal 関節・皮膚・消化対応 安心のブランド力

サイエンス
ダイエット

トウモロコシ・小麦・チキン 468kcal 消化吸収◎ 内臓の健康維持



シニア犬の中には、食欲が落ちてドライフードを食べにくくなる子もいます。そんなときは、無添加でやわらかく食べやすい「デビフの缶詰」をトッピングとして活用するのもおすすめです。


👉 デビフ缶詰の安全性と口コミを詳しく見る

シニア犬のフードに関するよくある質問

ここでは、シニア犬のフード選びに関して、飼い主さんからよく寄せられる疑問にお答えします。



(タップで回答)
シニア犬用のフードはいつから切り替えるべきですか?

一般的には7歳前後が切り替えの目安とされています。犬種や個体差により異なるため、運動量や体調の変化を見ながら早めに対応するのがおすすめです。



(タップで回答)
成犬用フードとシニア用フードの違いは何ですか?

シニア用は低脂肪・低カロリー設計で、関節や内臓、消化への負担を軽減できるよう配慮されています。また、関節ケア成分や消化サポート成分が追加されていることも多く、年齢による変化に合わせた設計になっています



(タップで回答)
シニア犬がごはんを食べないときはどうすればいいですか?

まずは香りや食感の違うフードに変えてみるのがおすすめです。ウェットタイプややわらかドライに切り替える、温めて香りを立たせる、少量のふりかけを使うといった工夫で食欲が戻ることもあります。

シニア犬の健康は食事から

年齢とともに、関節や消化機能の衰え、食欲の低下など、シニア犬ならではの体の変化が現れやすくなります。そんなときこそ、愛犬の体調や生活スタイルに合ったフードを選ぶことが大切です。


この記事では、シニア犬に向いているドッグフード4選と選び方のポイントをご紹介しました。愛犬の様子に合わせて、無理なく食べられて栄養バランスの整ったフードを取り入れましょう。


さらに快適なシニア期を過ごすためには、日々の生活環境やケアの工夫も重要です。気になる方は下記の記事も参考にしてください。


また、食事とあわせて日々のケアや環境づくりも大切です。
シニア犬と快適に暮らすための健康管理とケアのコツはこちら


ぜひ、今回の内容を参考に、愛犬にぴったりのフードを見つけてあげてください。

プロフィール

愛犬ごはんノート編集部

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。

ムギは子犬の頃から皮膚が弱く敏感肌で、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。

成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。

愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami

運営者情報詳細 >> / 編集ポリシー

愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。

参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。

お問い合わせフォーム >>

本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。