
「最近うんちが緩くて心配…」「お腹が弱くてすぐに体調を崩してしまう」——そんなお悩みを持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。消化にやさしい(=胃腸にやさしい)ドッグフードを選ぶことで、愛犬の体調管理に役立つことがあります。
この記事では、選び方のポイントとおすすめフードを通販〜市販まで幅広くご紹介します。
お腹にやさしいドッグフードは、胃腸に余分な負担をかけず、栄養をしっかり吸収できるように作られています。原材料や粒の大きさ、食物繊維の種類などを確認し、愛犬に合ったフードを見つけましょう。
犬の体はたんぱく質の消化と吸収に適しており、なかでも鶏肉や魚などの動物性たんぱく質は、胃腸に負担をかけにくく効率よくエネルギーになります。
一方で、植物性たんぱく質は消化に時間がかかることもあります。原材料を見極める際は、たんぱく質の含有量だけでなく、その質や由来にも注目することが大切です。
👉 ドッグフードに含まれるたんぱく質の役割と必要量|高たんぱくフードは安全?
発酵野菜や乳酸菌、オリゴ糖などの成分は、腸内フローラを整えて消化吸収を助けます。これらを含むフードはお腹の弱い犬でも栄養を効率よく取り込め、軟便や下痢の予防にも役立ちます。
特にシニア犬や体調を崩しやすい犬には、腸内環境を整える工夫が体調維持に大きく貢献します。
犬にとって良い野菜については別の記事で解説しています。トッピング選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
➡ 犬に良い野菜一覧 | おすすめの野菜と食べ方・注意点を解説

お腹にやさしいフードを選ぶには、原材料の質や配合バランスに加えて、愛犬の年齢や体質、生活環境を考慮することが大切です。腸内環境を整えつつ、負担をかけない食事設計がポイントになります。
お腹が弱い犬には、消化吸収の良い原材料を使用し、余分な添加物や脂肪を控えた栄養バランスの整ったフードが理想です。整腸作用のある乳酸菌やオリゴ糖が含まれているフードも、腸内環境の改善に役立ちます。
また、繊維質の少ないレシピや、うんちが安定しやすい成分配合がされている商品を選ぶことで、軟便や下痢の予防につながります。
犬種や年齢によって消化力や胃腸の強さには差があります。たとえば小型犬やシニア犬は、消化機能が落ちやすいため、やわらかくて負担の少ないレシピが適しています。
大型犬では早食いや飲み込みが原因で胃腸に不調をきたすこともあるため、粒の大きさや食べ方への配慮も重要です。特に秋田犬など体格の大きな犬種には、胃腸の負担を抑える専用設計のフードを選ぶと安心です。
胃腸が敏感な犬は、脂質や繊維が多すぎたり、合わない原材料が含まれると消化トラブルを起こしやすくなります。切り替え方やトッピングにも注意しながら、できるだけ体にやさしい内容を意識しましょう。
小麦やトウモロコシなど一部の穀物は、敏感なお腹の犬には負担になることがあります。さらに、着色料・人工保存料・香料などの添加物は、胃腸への刺激やアレルギー反応の原因になることも。
成分表をよく確認し、シンプルで高品質な材料を選ぶことが消化不良の予防につながります。
粒の表面に油分が厚くコーティングされているフードは、風味を良くする一方で敏感な犬には消化負担がかかることがあります。
また、極端に硬い粒も胃腸への刺激になり、うまく噛めずに丸飲みすることで消化不良を起こすことがあります。食べやすさや加工方法も確認し、愛犬に合うものを選びましょう。
穀物アレルギーや軟便が続く犬には、穀物を使わないグレインフリーフードが選択肢になります。ただし、芋や豆類など穀物以外の炭水化物が多すぎると、かえって消化負担が増えることも。
動物性たんぱく質の質や脂肪のバランスとあわせて、全体的な栄養設計を確認して選ぶと安心です。
胃腸の弱い犬でも食べやすいドッグフードを通販限定品から市販品まで幅広く紹介します。粒の硬さやたんぱく源、脂質のバランス、乳酸菌など、それぞれにお腹へのやさしさを考えた特徴があります。愛犬の体質や好みに合わせて選びましょう。
楽天やAmazonで購入できるものは最安値のショップをご紹介しています。ショップによっては前のパッケージ画像になっているものもありますが、発送時は新しいものを配送するのでご安心ください。

国産冷凍手作りごはん3種を詰め合わせた「腸・ヘルスケア for DOGS」。鶏ささみ・まぐろ・かつおを主原料にした高たんぱく・低脂肪レシピに、かつお骨粉末でカルシウムを補給。
サイリウム由来の食物繊維と加熱処理乳酸菌、さらに発酵食材を組み合わせて腸内環境を整えます。消化吸収の良いフードを選びたい方にも配慮された設計で、素材の香りを活かした小分け冷凍パック。
消化が不安定な子や軟便・下痢対策のトライアルにも取り入れやすいお試しセットです。

食物アレルギーに配慮し、加水分解たんぱくを使用した療法食です。たんぱく質を細かく分解することで消化吸収を助け、胃腸への負担を軽減。
さらに必要な栄養素をしっかり補いながら、アレルゲン回避とお腹へのやさしさを両立しています。動物病院専売フードとして評価が高く、敏感なお腹の犬にも安心して使いやすい一品です。
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国産のチキンを主原料に、やわらか半生タイプで作られたプレミアムフード。しっとりとした食感で噛みやすく、胃腸への負担が少ないのが特長です。
保存料や香料は使わず、素材の風味を活かしたシンプルなレシピ。偏食気味や硬い粒が苦手な犬にも食べやすく、消化の良さとおいしさを両立しています。

ロイヤルカナン 消化器サポート(低脂肪) は、通常の「消化器サポート」と比べて脂肪含有量が約65〜70%少なく、下痢・消化不良・高脂血症の犬に向けて設計された食事療法食です。
高消化性の原材料を用いており、食物繊維のバランスやプレバイオティクスも配合されているため、腸にやさしく、消化効率を高めたい犬には選びやすい一品です。
ただし動物病院専売または処方が必要なことが多いため、購入前に取扱店や診断の必要性を確認することをおすすめします。
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「おなかラボ 成犬用」は、小麦グルテンフリーでお腹にやさしい成分設計が特長です。乳酸菌ミックスとオリゴ糖、ラクトフェリンを配合し、腸内フローラのバランスを整えて消化吸収をサポート。
さらに、合成保存料や着色料は無添加で、原材料の質や栄養バランスにも配慮。オメガ3・6脂肪酸などの機能性成分も含まれており、消化に配慮しつつ健康維持を助けたい成犬におすすめできる市販フードです。
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脂肪が気になる方も多いと思いますので、ここではそれぞれフードの脂肪量をご紹介します。ウェットフードは乾物換算をしています。
| 商品名 | 脂質量 |
|---|---|
| 腸・ヘルスケア | 1.3%以上 |
| ドクターズケア | 16.3% |
| ヤムヤムドライ | 8.5%以上 |
| ヤムヤムやわらか | 6.5%以上 |
| ロイヤルカナン | 5.0%以上 |
| おなかラボ | 16.0%以上 |
脂質量は公式または製品表示を参考にした数値です。製造ロットやタイプによって変動する場合がありますので、購入前に必ず最新情報をご確認ください。
ウェットや冷凍タイプは水分が多く、表示の脂質%は低く見えますが、乾物換算で比較するとドライと同等以上になる場合もあります。比較時はDMBで確認しましょう。
消化にやさしいフードに関して、飼い主さんからよく寄せられる疑問にお答えします。お腹の弱い犬に合う食事の選び方や、食事と体調の関係について、役立つ情報をまとめました。
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お腹が弱い犬には手作り食の方がいいですか?
手作りごはんは食材を自由に選べるメリットがありますが、栄養バランスを整えるのが難しく、かえって体調を崩すこともあります。お腹の弱い犬には、栄養設計がしっかりされた市販の消化ケア用フードの方が安全な場合が多いです。
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消化にやさしいフードは長期間与えても大丈夫?
はい、消化にやさしい設計のドッグフードは、栄養バランスがとれていれば長期的に与えても問題ありません。体質的にお腹が弱い子やシニア犬、回復期の犬などにはむしろ継続して与えることで、安定した体調維持に役立つことがあります。
療法食を含む場合は、必ず獣医師の指示に従ってください。
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下痢・軟便のとき、ドッグフードはどう切り替えればいいですか?
いきなり全量を替えず、現行8:新2から始め、2〜3日ごとに比率を少しずつ変更し5〜7日で移行するのが基本です。トッピングやおやつは一時的に控え、少量頻回に。悪化や血便があれば自己判断で続けず受診してください。
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夏になると下痢が増えるのはなぜ?
夏は高温多湿で体調を崩しやすく、冷房や水分不足による胃腸の乱れが下痢の原因になることがあります。特に食欲不振やぐったりした様子がある場合は、熱中症の可能性もあるため注意が必要です。
詳しくは犬の熱中症記事をご覧ください。
👉 犬の熱中症の症状と対処法|初期サインから冷やし方・回復方法まで解説
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お腹に優しいドッグフードは市販でも見つかりますか?
はい、見つかります。粒が小さめで単一タンパク源、脂質や粗繊維の設計が穏やか、可溶性食物繊維や乳酸菌類の表記があるなど、消化設計が分かる市販品が増えています。いきなり全替えせず、数日かけて段階的に切替えましょう。
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ドライフードをふやかすと消化は良くなりますか?
ぬるめのお湯で5〜10分ほどふやかすと、フードがやわらかくなり、噛む負担を減らせます。お湯は熱すぎない50℃前後が目安。ふやかしすぎてドロドロにならないよう加減しながら、香り立ちを生かしてあげましょう。
早食いの子や胃腸がデリケートな子におすすめですが、食べ過ぎには注意してください。
消化にやさしいドッグフードを選んでも、体調の変化や生活環境によってお腹の調子が揺らぐことはあります。日々の様子を観察しながら、愛犬の状態に合った食事を続けることが大切です。
お腹が弱い犬には、合わない食材や急な切り替え、ストレスなどがきっかけで軟便や下痢が再発することがあります。そのため、フードの内容だけでなく、食べ方や生活リズムの整え方もあわせて見直していくことが大切です。
愛犬にとって無理のない食生活を整えていくことで、少しずつ体調が安定しやすくなります。
消化不良や軟便に限らず、体質に合わせたフード選びをすることは、健康維持の第一歩です。毛並みや関節、アレルギーなど、さまざまなお悩みに対応したフード選びのヒントを以下の記事にまとめています。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。