犬のお腹はとてもデリケートで、ちょっとしたきっかけで下痢や軟便になってしまうことも。そんなお腹の弱い愛犬のためには、消化しやすく、吸収性の高い動物性たんぱくを中心としたフード選びが大切です。
この記事では、胃腸へのやさしさにこだわったおすすめドッグフードと、その選び方のポイントをご紹介します。
お腹が弱い犬には、体への負担が少なく、腸内環境を整えるフード選びが大切です。ここでは消化にやさしいごはんの選び方や注目すべき栄養素を解説します。
動物性たんぱくは植物性よりも吸収率が高く、消化器への負担が少ないのが特徴です。特に鶏肉や白身魚は胃腸が敏感な犬にも比較的やさしく、たんぱく源としておすすめです。
鶏肉や白身魚など、消化吸収に優れた原料を使ったフードがおすすめです。
なお、たんぱく質の役割や適正な摂取量については、別記事で詳しく解説しています。
→ ドッグフードに含まれるたんぱく質の役割と必要量|高たんぱくフードは安全?
とうもろこしや小麦などの穀物は犬によっては消化しづらく、下痢の原因になることもあります。また、脂肪分が多すぎると胃腸に負担をかけやすいため、低脂肪タイプのフードを選ぶのもひとつの手です。
消化に配慮されたフードは、犬種によって特に重要になることもあります。
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実際に消化に配慮されたフードを3つ厳選しました。それぞれ特徴が異なるため、愛犬の体質や症状に合わせて選ぶ参考にしてください。
楽天やAmazonで購入できるものは最安値のショップをご紹介しています。ショップによっては前のパッケージ画像になっているものもありますが、発送時は新しいものを配送するのでご安心ください。
お腹だけでなく、アレルギーにも配慮された獣医師推奨の療法食。加水分解たんぱくを使用し、アレルゲンや消化負担を極力減らした設計が特長です。市販のフードで下痢が続く子には特におすすめです。
国産原料を中心に作られたやわらかタイプのドッグフードで、胃腸にやさしい設計。手作り風の香りと食感で、食いつきにも定評があります。胃腸トラブルを起こしやすい成犬~シニア犬にもおすすめです。
脂肪分が制限されているため、膵炎や消化不良を起こしやすい犬にも使いやすい療法食。可溶性食物繊維やプレバイオティクスの配合により、腸内バランスの維持をサポートしてくれます。
なお、大型犬である秋田犬は、お腹がデリケートな体質の子も多く見られます。
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消化にやさしいドッグフードは、どれくらいで効果が出ますか?
早ければ数日〜1週間程度で便の状態に変化が見られることがあります。ただし腸内環境の改善には継続が必要なので、2〜3週間は様子を見ながら与えるとよいでしょう。
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グレインフリーは絶対に必要ですか?
お腹が弱い子にはグレインフリーが有効なケースもありますが、すべての犬にとって必要というわけではありません。体質に合った消化しやすい原料が使われているかがポイントです。
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食いつきが悪いときはどうしたらいいですか?
一度に切り替えず、いつものフードに少しずつ混ぜて慣らすのがコツです。また、お湯でふやかしたり、トッピングを工夫することで、食べやすさや香りが増し、食いつきが改善する場合があります。
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動物性たんぱくはなぜお腹にやさしいの?
動物性たんぱく質は植物性に比べて消化吸収されやすく、腸への負担が少ないとされています。お腹が弱い犬には、体にやさしく栄養がしっかり届く動物性たんぱく中心のフードが適しています。
お腹が弱い犬にとって、日々の食事は体調管理の要です。動物性たんぱく質を中心に、消化しやすく吸収の良いフードを選ぶことで、下痢や軟便といったトラブルの予防・改善が期待できます。
また、低脂肪設計やグレインフリーといった工夫も、体質に合わせて取り入れるとより効果的です。今回ご紹介したようなフードを取り入れ、愛犬の胃腸にやさしい毎日をサポートしていきましょう。