ラブラドールに合うドッグフード3選|体重・関節・被毛ケアの選び方

愛犬ごはんノート編集部
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落ち葉の上に伏せるラブラドールレトリバー|抜け毛や寿命が気になる飼い主さんにおすすめの情報を紹介

ラブラドールレトリバーは、明るくて人懐っこい家族思いの大型犬。平均寿命は10~14歳ほどですが、肥満や股関節疾患、心臓病など注意したい病気もあります。


長く元気に過ごすためには、シニア期を見据えたフード選びが欠かせません。このページでは、ラブラドールに合ったおすすめドッグフードや、抜け毛に役立つ情報をわかりやすく紹介します。



ラブラドールがかかりやすい病気

ラブラドールは丈夫で活発な犬種ですが、体質や遺伝の影響で注意したい病気もあります。日常の食事と生活習慣を工夫することで、リスクを減らしたり進行を緩やかにすることが可能です。ここでは代表的な病気と対策を紹介します。


股関節形成不全|体重管理と適度な運動


ラブラドールは体重増加により関節への負担が大きくなり、股関節形成不全を発症しやすい犬種です。高たんぱく・低脂肪のフードに加え、グルコサミンやコンドロイチンを含む関節ケア成分を取り入れると予防につながります。


さらに、適正体重の維持と日々の適度な運動を心がけることが大切です。フローリングには滑り止めを敷くなど、生活環境の工夫もサポートになります。


ラブラドールの関節疾患は進行すると生活の質に直結するため、早めのケアが欠かせません。より詳しい食事管理やおすすめフードについては 👉 犬の膝蓋骨脱臼・股関節ケア向けフード解説 を参考にしてください。


心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)|塩分控えめと生活リズム


加齢とともにリスクが高まる心臓病は、ナトリウムを控えた食事を意識し、オメガ3脂肪酸や抗酸化成分(ビタミンE・コエンザイムQ10)を含むフードを取り入れると良いでしょう。


運動は無理のない範囲で短時間にとどめ、休息を十分に確保することが大切です。定期的な健康診断で心音や血液検査をチェックすることも早期発見に役立ちます。


心臓病ケアは食事内容と生活リズムの両立がポイントです。栄養素の選び方や具体的なフード例については 👉 犬の心臓病に適したフードと食事法 をご覧ください。


胃捻転|食べ方の工夫と生活習慣


胸が深い体型のラブラドールは、胃捻転のリスクが他犬種より高めです。早食いや一度に大量の食事を避けるために、小分けで与えたり早食い防止ボウルを活用すると安心です


さらに、食後すぐの激しい運動や大量の水分摂取は避け、落ち着いて休ませる習慣をつけることも大切です。普段からお腹の張りや呼吸の異常に気づけるよう観察を欠かさないことが予防につながります。


肥満|おやつ管理と生活リズムの調整


食欲旺盛なラブラドールは肥満になりやすく、それが関節や心臓など他の病気のリスクも高めます。高たんぱく・低脂肪のフードで適正量を守り、間食は低カロリーのおやつを少量に抑えることが基本です。


日常的に体重や体型をチェックし、散歩や遊びでのエネルギー消費を習慣づけましょう。エレベーターや車移動が多い家庭では、階段の上り下りや軽い運動を意識的に取り入れるのも効果的です。


肥満対策は日々の積み重ねが重要です。体重コントロールに適したフードや与え方の工夫については 👉 犬の肥満対策フードと健康管理のポイント を参考にしてください。

ラブラドール向けドッグフードの選び方

ラブラドールレトリバーの子犬と食事における注意点のイメージ

体重管理と関節・被毛ケアを軸に、粒サイズ・カロリー・成分で選ぶのが基本です。下の比較で主要ポイントを先に確認してから、各商品の詳細をチェックしましょう。


太りやすく関節にも負担がかかりやすい犬種


ラブラドールは活動量が多い一方で、食欲旺盛なため体重が増えやすい犬種です。体重オーバーは股関節や肘への負担を大きくし、若い頃から関節疾患のリスクにつながる可能性があります。


そのため、高たんぱく・低脂肪・関節ケア成分入りのフードを意識し、運動とあわせて体型をコントロールすることが重要です。さらに、おやつの与えすぎも肥満の原因になるため、選び方や与え方を工夫して健康的な習慣を保つことが大切です。


下の比較表では、カロリーやたんぱく質・脂質、関節ケア成分の有無を見比べることで、ラブラドールの体重管理と関節ケアを両立しやすいフードを選びやすくなります。


👉 犬に毎日おやつをあげてもいい?量とタイミングの正しい目安とは


欲旺盛なラブラドールが食べない時の工夫


ラブラドールは普段から食欲旺盛な犬種ですが、そんな子が急に食べなくなったときは、まず体調や口の中のトラブルがないかを確認してあげることが大切です。


病気の心配がなさそうな場合は、フードをぬるま湯でふやかして香りを立たせる、少量のトッピングを加える、食事時間を一定に保つなどの工夫で改善するケースもあります。


より詳しい対処法は「愛犬が食べないときの対処法」でまとめていますので、気になる方はあわせて参考にしてみてください。


ラブラドール向けドッグフードの比較表


基本情報


商品名 粒サイズ kcal/100g

モグワン
チキン&サーモン

直径約1cm
厚さ約4.5mm

361.5kcal

ネルソンズ
大型犬用

直径1.5cm 341.7kcal

カナガン
チキン

8~10mm 376kcal


栄養成分


商品名 たんぱく / 脂肪 関節ケア 被毛ケア

モグワン
チキン&サーモン

27%以上/10%以上


全3種

サーモン等
全8種

ネルソンズ
大型犬用

29%以上/9%以上


全3種

サーモンオイル等
全8種

カナガン
チキン

29%以上/15%以上


全3種

チキンオイル等
全7種


給与量と価格


商品名

30kgの給与目安
(g/日)

容量
価格の目安

メモ

モグワン
チキン&サーモン

310~360g

1.8㎏
5456円~

体重管理向け

ネルソンズ
大型犬用

360~410g

10kg
16825円~

大袋コスパ

カナガン
チキン

290~380g

2kg
5456円~

香りで食いつき

ラブラドールにおすすめのドッグフード3選

ラブラドールは、関節・体重・皮膚のケアが大切な犬種です。ここでは、ラブラドールの体質や性格に合ったドッグフードを厳選して3つご紹介します。ぜひフード選びの参考にしてください。


ネルソンズ大型犬用|関節ケアと体重管理を両立

ネルソンズ大型犬用


ネルソンズ大型犬用は、体重が乗りやすく関節への負担も気になる大型犬のために設計されたドッグフードです。


高たんぱくでありながら脂肪分は抑えめに配合されており、筋肉量を維持しつつ余分な体重増加を防ぎやすいバランスになっています。


さらに、グルコサミンやコンドロイチン、タウリンなどが含まれているため、体重がかかりやすい股関節や肘、心臓の健康維持を日常的にサポートしてくれます。


また、食物繊維やマンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖といった成分が腸内環境に配慮して配合されており、満腹感を得やすい一方でお腹の調子も整えやすいのが特徴です。


食欲旺盛で体重が増えやすいラブラドールでも、量と運動をしっかり管理しながら続けやすく、「関節ケア」「体重管理」「お腹の健康」を一度に意識したいご家庭に向いたフードと言えます


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モグワン|食いつきの良さと健康バランスの両立

モグワンドッグフードのパッケージ


モグワンは、チキンとサーモンを56%以上使用した高嗜好性フードで、食いつきにムラのあるラブラドールにもおすすめオメガ3・6脂肪酸やグルコサミンなど、関節・皮膚・心臓ケアをバランス良くカバーしています。


香料・着色料・合成保存料は一切不使用。さらに、消化にやさしい原材料を使っており、胃腸のトラブルにも配慮されています。日常的に健康を気づかいながら、美味しく食べられるフードとして人気です。



カナガン|関節・皮膚ケアに配慮したグレインフリーフード

カナガン


カナガンは、関節の健康をサポートするグルコサミン・コンドロイチン・MSMを配合したプレミアムフード。さらにアレルギー対策として、単一たんぱく源(チキン)を使用し、穀物は一切不使用。被毛や皮膚の健康を支えるオメガ3脂肪酸も豊富で、抜け毛対策にも役立ちます。


ラブラドールのように関節への負担が大きくなりやすい大型犬にとって、まさに心強いフードといえるでしょう。香料・着色料も不使用で、添加物が気になる方にもおすすめです


シニア期の食事と寿命を延ばす工夫

ラブラドールは加齢に伴い代謝が落ち、体重や関節への負担が増えやすくなります。ここでは、シニア期に意識したい食事管理や寿命を延ばすための工夫について解説します。


老犬期の食事量と与え方の目安


シニア期のラブラドールは若い頃に比べて消費カロリーが減るため、同じ量を与えていると肥満のリスクが高まります。給餌量はパッケージ表示よりも少なめに調整し、体型や体重を定期的にチェックすることが大切です。


噛む力が弱くなる子もいるので、柔らかめにふやかしたフードや消化しやすいレシピに切り替えるのも良い工夫です。


関節ケアに役立つ栄養素とフード選び


ラブラドールは年齢とともに関節への負担が増し、股関節形成不全や関節炎が目立ちやすくなります。シニア期にはグルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸を含むフードを選ぶと関節の健康維持に役立ちます。


加えて、低脂肪・高たんぱくの栄養バランスを意識すれば筋肉量を落とさずに体重管理もしやすくなり、寿命を延ばすサポートにつながります。

被毛ケアと抜け毛対策にも注目を

芝生の上でくつろぐラブラドール。抜け毛や毛並みのケアが大切な犬種です。

ラブラドールレトリバーは短毛ですが、実は抜け毛がとても多い犬種。特に換毛期には「こんなに!?」と驚くほど毛が舞います。ここでは、被毛の健康を保ちつつ、抜け毛を抑えるためのポイントをご紹介します。


栄養面からの被毛サポートを意識しよう


毛並みや皮膚の状態は、毎日の食事に大きく左右されます。オメガ3脂肪酸(サーモンオイルなど)やビタミンE、亜鉛などがしっかり摂れるドッグフードを選ぶことで、被毛のツヤや皮膚のうるおいを保つことができます。


また、アレルギー体質のラブラドールには、グレインフリーや単一たんぱく源のフードを選ぶと皮膚トラブルのリスクを抑えやすくなります。内側からケアする食事管理が、抜け毛対策の第一歩です。


毛並みや皮膚の健康を維持するためには、日々の栄養管理が欠かせません。より詳しく栄養素やおすすめのフードを知りたい方は 👉 犬の毛並み改善フードと食事法の解説 を参考にしてください。


ブラッシングとお掃除のひと工夫で快適に


抜け毛を完全に防ぐことはできませんが、こまめなブラッシングと掃除でうまくコントロールできます。特に換毛期は、毎日のブラッシングが理想的。リッカーブラシやファーミネーターなどの専用ブラシを使うと、アンダーコートまでしっかりお手入れできます。


さらに、床や家具に毛がたまらないよう、空気清浄機やコロコロ、ロボット掃除機なども上手に活用しましょう。お部屋がすっきりすると、気持ちよくラブラドールとの時間を過ごせますよ。


ラブラドールに関するよくある質問


(タップで回答)
ラブラドールの食事量はどれくらいが適切?

ラブラドールは体重が25〜35kgほどあるため、1日あたり300g〜450g程度のフードが目安です。ただし、年齢や運動量、フードのカロリー密度によっても変わります。袋に記載された給与量を参考に、太りすぎないよう体型を見ながら調整しましょう。



(タップで回答)
ラブラドールの平均寿命は?寿命を延ばす食事法はある?

ラブラドールの平均寿命は10〜14歳ほどです。シニア期には高たんぱく・低脂肪のフードを選び、オメガ3脂肪酸や関節サポート成分を取り入れると健康寿命を延ばしやすくなります。消化にやさしい食材を使ったごはんを意識することも大切です。



(タップで回答)
太りやすい体質への対策はある?

ラブラドールは食欲旺盛で、少し油断するとすぐに体重が増えてしまいます。フードは低脂肪・高たんぱく・満腹感が得られやすいものを選ぶのがポイント。間食のしすぎや運動不足にも注意し、毎日の体重チェックやウエストラインの確認も大切です。



(タップで回答)
ラブラドールの抜け毛がひどい時期はいつですか?

ラブラドールは春と秋の換毛期に特に抜け毛が多くなります。冬毛と夏毛が生え変わるため、季節の変わり目は毎日のブラッシングや掃除が欠かせません。食事や生活環境の見直しも抜け毛対策に効果的です。

愛犬ラブラドールに合ったごはんを選ぼう

芝生の上でくつろぐラブラドール・レトリーバーの写真

ラブラドールレトリバーは、明るくて賢く、家族の中心的な存在になってくれる魅力的な犬種です。その一方で、太りやすい体質や関節への負担、皮膚や被毛のトラブルなどに気を配る必要があります


こうした特性に合わせたドッグフードを選ぶことで、病気を予防しながら健康寿命をのばすサポートができます。また、抜け毛対策もラブラドールとの快適な暮らしに欠かせないポイントです。


今回ご紹介したフードやアイテムを参考にしながら、ぜひ愛犬にぴったりのごはんとケア方法を見つけてあげてください。毎日の食事が、ラブラドールの笑顔と元気を守る大きな力になりますよ。


プロフィール

愛犬ごはんノート編集部

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。

ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。

成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。

愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami

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愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。

参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。

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本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。