
犬が食べられる野菜や、犬に与えていい野菜が知りたいと感じたことはありませんか。野菜は与え方さえ気を付ければ、食物繊維やビタミンを補える便利な食材です。
この記事では、犬が食べられる野菜一覧と避けたい野菜、量や調理方法のポイントをわかりやすくまとめました。
犬が食べられる代表的な野菜は次のとおりです。どれも味付けをせず、茹でる・蒸すなどで柔らかく加熱してから少量ずつ与えると安心です。
かぼちゃ:種と皮を取り除き、柔らかく茹でてつぶしてトッピングにする
にんじん:細かく刻むかすりおろして、加熱してから少量ずつ混ぜる
さつまいも:必ず加熱し、与え過ぎないよう少量をトッピング程度にする
キャベツ:芯や硬い部分を除き、刻んで軽く茹でてから与える
ブロッコリー:房の部分を小さく切り、柔らかく茹でてから少量だけ使う
小松菜:葉先を中心に茹でて刻み、水気を切ってフードに混ぜる
大根:茹でてから細かく刻み、消化の様子を見ながら少量ずつ与える
きゅうり:皮を薄くむき、種を取り除いて細かく刻み、夏場の水分補給程度に
体質や持病によって合わない場合もあるため、初めての野菜はごく少量から始め、体調や便の状態を見ながら量を調整してください。
犬に野菜を与えることは、基本的には問題ありません。ただし、すべての野菜が安全というわけではなく、与え方や量、調理法に注意が必要です。まずは犬にとって野菜がどのような意味を持つのか、メリットと消化の仕組みについて確認しておきましょう。
野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維など、犬の健康維持に役立つ成分が多く含まれています。主食では不足しがちな栄養素を補えるため、ドッグフードに少量加えることで栄養バランスを整える助けになります。
また、トッピングに使うことで食欲の刺激にもなり、食べムラのある犬にも効果的です。肥満気味の犬には、カロリー控えめなおやつ代わりとしても活用できます。
犬の消化器官は人間と比べて野菜を分解しにくいため、生野菜をそのまま与えると消化不良を起こすことがあります。特に葉野菜や繊維質の多い食材は、細かく刻むか加熱調理するのが基本です。
蒸したりゆでたりすることでやわらかくなり、胃腸への負担を減らせます。夏野菜のように水分が豊富なものは、加熱しても栄養を損ないにくく、暑い季節の水分補給にも適しています。
犬が食べられる野菜は思っている以上に多く、栄養面でも日々の食事に役立つものがたくさんあります。食事に少し加えるだけで風味や食感が変わり、飽き対策にもなります。
愛犬の体調や目的に合わせて、無理なく取り入れやすい野菜を選んでみましょう。
野菜以外にも、犬が食べられる食材や注意したい食べ物をまとめて確認しておくと安心です。肉や魚、乳製品などを含めた一覧は「犬の食材ガイド総まとめ|与えていい食べ物・注意食材を徹底解説」で紹介しています。
ドッグフードにプラスしやすい野菜としては、かぼちゃ・にんじん・キャベツなどが挙げられます。どれもクセが少なく、蒸したり刻んだりするだけで食べやすくなるため、トッピング初心者にも向いています。
適量であれば栄養バランスを損なわず、見た目も彩り豊かになるので、食欲を引き出す工夫としてもおすすめです。
ブロッコリーや小松菜、さつまいもは、抗酸化作用のある成分や食物繊維を豊富に含み、シニア犬の健康維持にも役立ちます。
これらは歯が弱くなった犬でも食べやすいよう、柔らかく加熱してから与えるのがポイントです。とくにブロッコリーはビタミンCやカリウムが豊富で、体のサビを防ぐサポートが期待できます。
犬に与える野菜は、旬のものを選ぶと栄養価が高く、食事の楽しみも広がります。夏はきゅうりやズッキーニで水分補給を、冬はかぼちゃや白菜で体を温めながらビタミンを補えます。
春はキャベツや菜の花、秋はさつまいもや大根なども消化に良くおすすめです。季節感を取り入れる工夫が健康維持につながります。
夏野菜であるズッキーニやトマト(加熱・種除去済)は水分が多く、暑い時期の食欲不振対策にも活用できます。
愛犬の体質や悩みに合わせて野菜を選ぶと、より効果的に健康をサポートできます。便秘気味の犬には食物繊維が豊富なかぼちゃや大根、ダイエット中なら低カロリーのきゅうりやズッキーニが向いています。
毛並みや皮膚の健康を意識するなら、ビタミンや抗酸化成分を含むブロッコリーや小松菜がおすすめです。
毛並みや皮膚の調子は、野菜だけでなく主食も含めた栄養バランスの影響が大きいことがあります。食事から整えたいときは、毛並みケアの考え方も参考になります。
➡ 毛並みが気になるときに、食事からケアできるドッグフード3選
野菜は健康に役立ちますが、量を守らないと消化不良や栄養の偏りを招きます。目安としては総合栄養食のドッグフードの10%前後までが理想です。
小型犬なら1日数十グラムを限度とし、数回に分けて与えると胃腸への負担が減ります。毎日より2〜3日に一度のトッピングが安全です。
犬にとって野菜は健康的な食材ですが、中には与えると体調を崩したり、中毒を引き起こす可能性があるものも存在します。安全に野菜を取り入れるためには、危険な食材を知り、調理や量に注意を払うことが大切です。
たまねぎ・ねぎ・にらなどのネギ類は犬にとって非常に危険で、赤血球を壊して中毒を起こすリスクがあります。また、アボカドや生のじゃがいも、ナスなども中毒や消化不良の原因になることがあるため避けましょう。
これらの野菜は加熱しても毒性が残る場合があるため、少量でも与えないようにするのが基本です。
たけのこ・ごぼう・トマトなど、一見すると避けた方がよさそうな野菜でも、適切な処理をすれば少量の摂取が可能な場合があります。
たとえば、完熟トマトは皮と種を取り除き加熱すれば問題ないとされています。ただし、消化に負担をかけることがあるため、シニア犬やお腹が弱い犬には控えるのが安心です。あくまでも「少量」「よく加熱」を守ることが大切です。
野菜以外にも、犬が口にすると危険な食べ物は意外と多いです。うっかり防ぐために、代表的なNG食材も一度チェックしておくと安心です。
👉 野菜以外も注意したい犬のNG食材一覧
野菜を取り入れるときは、調理法や与えるタイミングにも気を配ることで、より安全に美味しく楽しんでもらえます。食いつきを良くする工夫や、消化しやすくするための方法を知っておくと安心です。
犬に野菜を与えるときは、必ず消化しやすい大きさに切り、柔らかく加熱してから与えると安心です。生のままや大きすぎる形は飲み込みにくく、消化不良を起こす場合があります。
また、初めて与える野菜は少量から始め、犬の体調や便の状態を見ながら量を調整することも大切です。普段のフードに少しずつ混ぜるだけでも十分なので、無理なく取り入れていきましょう。
蒸し野菜は栄養を逃しにくく、やわらかく仕上がるので犬にも食べやすくおすすめです。にんじんやかぼちゃ、ブロッコリーなどは蒸すことで甘みも増し、嗜好性が高まります。
また、野菜スープにすれば水分補給にも役立ち、食欲が落ちがちな夏場にも重宝します。無塩で煮出したスープや、加熱した野菜をペースト状にしたジュースは、シニア犬や飲み込みが苦手な犬にも適しています。
野菜は細かく刻んで蒸したものを、普段のフードに小さじ1~2杯トッピングすると手軽です。かぼちゃやにんじんは甘みがあり食欲増進にも役立ちます。
さらに鶏むね肉と煮込んだ野菜スープは水分補給にも最適で、消化吸収も良好。味付けは不要で素材の風味だけで十分です。具材は小さめにして誤飲を防ぎましょう。
野菜トッピングに慣れてきたら、手作りごはんに挑戦したくなる方もいます。続けるコツは“栄養バランス”を先に押さえることなので、初めての方はこの記事を参考にしてみてください。
👉 【初心者向け】手作りドッグフードの始め方と安全に続けるコツ
犬にも好みがあり、どんな野菜でも喜んで食べるとは限りません。まずは少量ずつ与えて反応を観察し、よく食べるものを把握しておくと良いでしょう。
苦味がある野菜や繊維の多い野菜は敬遠されがちなので、柔らかく加熱して与えることで食べやすくなります。特に、かぼちゃやさつまいも、にんじんなど甘みのある野菜は多くの犬に好まれやすく、トッピングにも便利です。
野菜をトッピングしてもドッグフードをなかなか食べてくれない場合は、食欲不振の原因や対処法をまとめた「犬がドッグフードを食べない…考えられる原因と今すぐできる5つの対処法」も参考にしてみてください。
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犬が食べられる野菜はどれくらいの頻度で与えるのが理想ですか?
与えすぎは消化不良の原因になります。主食はあくまでドッグフードとし、野菜は基本は2〜3日に一度、1日のカロリーの10%以内を目安に取り入れると安心です。便の状態を見ながら量を調整しましょう。
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野菜だけをあげるのは体に悪いですか?
はい。野菜はあくまで補助的な役割であり、犬に必要な動物性たんぱく質や脂質は含まれていません。主食は総合栄養食のドッグフードを基本とし、野菜はトッピングや間食として取り入れるのが理想です。
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レトルトフードに野菜をトッピングしても大丈夫?
基本的には問題ありませんが、レトルトフード自体が総合栄養食の場合、野菜を加えることで栄養バランスが偏ることもあります。トッピングは少量にとどめ、体調や便の状態を見ながら調整してください。
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犬に野菜ジュースを与えても大丈夫?
野菜ジュースは無塩・無糖であれば少量なら与えられます。ただし市販品は添加物や糖分が含まれることが多いため避けるのが安心です。加熱した野菜をペースト状にした手作りジュースなら消化しやすく、シニア犬や食欲が落ちたときにも役立ちます。
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市販の冷凍野菜を使っていい?
市販の冷凍野菜は下処理がされていて便利ですが、味付けや調味料が加えられていないものを選ぶ必要があります。塩やバターが含まれている商品は犬に不向きです。
自然な状態の冷凍野菜を加熱して与えれば、栄養も損なわれにくく安全に活用できます。
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ドッグフードと野菜の割合は?
ドッグフードが主食であることが大前提です。野菜はあくまで補助的なトッピングとして与え、フード全体の10%前後にとどめるのが目安です。
与えすぎると栄養バランスが崩れたり、便が緩くなる可能性があります。少量を継続的に与えるのが理想的です。
野菜は犬の食生活にプラスの効果をもたらす食材です。蒸したり煮たりして与えれば、消化の負担を軽減しながらビタミンや食物繊維を補うことができます。
甘みのあるかぼちゃやにんじんは多くの犬が好む傾向があり、食欲が落ちているときのトッピングにも活躍します。
ただし、すべての野菜が安全とは限らず、ネギ類やアボカドのように避けるべきものも存在します。与える量や調理法にも注意し、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
愛犬の好みに合わせて、旬の野菜や栄養バランスを意識しながら、毎日の食事に少しずつ取り入れてみましょう。
野菜はあくまで“プラス”の食材なので、毎日の主食は総合栄養食のドッグフードが基本になります。野菜のトッピングを続けるのが難しい日や、栄養バランスが気になるときは、目的別に選べるプレミアムドッグフード5選も参考にしてみてください。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱くアレルギー性皮膚炎があり、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。