短くてかわいい足、つぶらな瞳、ちょっぴり頑固なところもあるダックスフンド。そんな個性的で愛されキャラのダックスフンドには、じつは気をつけたい体の特徴がいくつかあります。
たとえば、胴長短足の体型による腰への負担や、太りやすい体質など。だからこそ、日々の食事で健康をしっかりサポートしてあげることがとても大切です。
この記事では、ダックスフンドに合った栄養素や、体質に配慮されたドッグフードの選び方をわかりやすく解説します。
ダックスフンドは見た目のかわいらしさとは裏腹に、意外と体への負担がかかりやすい犬種です。ここでは、どんな点に気をつけてごはんを選ぶと良いのか、栄養面から考えてみましょう。
ダックスフンドといえば胴が長く、足が短い体型。その構造から「椎間板ヘルニア」になりやすいといわれています。
腰への負担を軽減するためには、関節をサポートしてくれるグルコサミンやコンドロイチンが含まれたフードがおすすめです。また、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)にも抗炎症作用があり、関節の健康維持に役立ちます。
ダックスフンドは運動量に比べて食欲旺盛な子が多く、油断するとすぐ体重が増えてしまうことも。肥満は腰や足への負担をさらに大きくするので、低カロリーかつ高たんぱくなフードを選ぶことがポイントです。
また、L-カルニチン入りのドッグフードは、脂肪の燃焼を助けてくれるのでダイエット中にも役立ちます。
ダックスフンドの体型や体質に配慮した栄養バランスを持つフードの中から、特に評判がよく、続けやすい4つの製品をご紹介します。
それぞれの特徴をわかりやすく比較しました。愛犬に合ったフード選びの参考にしてください
主原料 | 特徴 | グレイン | 関節サポート | 価格(1kg) |
おすすめ |
|
---|---|---|---|---|---|---|
モグワン | チキン&サーモン |
高たんぱく |
○(フリー) | 〇 |
約1,980円 |
活発で筋肉質な子に |
このこの | 鶏ささみ |
涙やけ |
△ |
〇 |
約2,800円 |
小食 |
ナチュロル | 牛・鶏・魚 |
低脂肪 |
○(フリー) | △(やや含む) |
約2,000円 |
肥満が気になる |
YumYum | 鶏肉 |
国産で |
× | △(Caは有) |
約3740円 |
偏食気味の子に |
愛犬の健康を守るためには、日々の食事選びがとても重要です。ここでは、フード選びの際に注意したいポイントや、食生活全体のアドバイスをまとめました。
子犬、成犬、シニア犬では必要な栄養バランスが異なります。たとえば、子犬には発育を助ける高エネルギーなフード、シニア期にはカロリー控えめで消化の良いフードを選ぶことが大切です。
ライフステージに合ったごはんを選ぶことで、無理なく健康管理ができます。
どんなに栄養バランスが良くても、価格が高すぎたり入手しにくいと長続きしません。ダックスフンドに合っていて、飼い主さんも無理なく継続できることが、食生活において何より大事なポイントです。
愛犬の好みや体調の変化にも気を配りながら、最適なフードを見つけていきましょう。
ダックスフンドの健康を守るには、その体型や性格に合ったごはん選びがとても重要です。関節ケアや体重管理といったポイントを意識しながら、必要な栄養素がしっかり含まれたフードを選びましょう。
また、ライフステージや愛犬の個性に合わせて、無理なく続けられるものを選ぶことも大切です。毎日の食事が、ダックスフンドの明るく元気な毎日を支える第一歩になります。
ダックスフンドのドッグフード選びについてよくある質問をまとめました。
はい、総合栄養食と表記されているドッグフードなら、基本的に必要な栄養は満たされています。ただし、関節や体重管理など、ダックスフンド特有の体質に配慮したフードを選ぶと、より健康を維持しやすくなります。
もしフードにグルコサミンやコンドロイチンが含まれていない場合や、高齢で関節の不安がある場合は、サプリメントを活用するのもおすすめです。ただし与えすぎにならないよう、獣医師と相談しながら量を調整しましょう。
急に切り替えるとお腹を壊すことがあるので、1週間ほどかけて徐々に新しいフードに慣らしていくのが理想です。便の様子や食いつきを見ながら少しずつ切り替えましょう。