「うちの子に本当に合うドッグフードってどれ?」そんなお悩みを持つ飼い主さんに向けて、犬種別におすすめのフードと選び方のコツをまとめました。
チワワや柴犬、ゴールデンレトリバーなど、それぞれの犬種ごとに違う体質や注意点をふまえて、健康を支える食事のヒントをご紹介します。
まず全体の流れを把握したい方は、愛犬ごはんナビ|ドッグフード選びと健康サポートをご覧ください。選び方の基本や栄養の基礎をわかりやすく解説しています。
小型犬は体が繊細で代謝が高く、少しの食事の乱れが健康に大きく影響しやすい傾向があります。チワワやポメラニアンのように食が細い犬種や、関節の弱さ・涙やけ・皮膚トラブルなどが見られやすい子も多くいます。
そのため、小粒で食べやすく、必要な栄養素を効率よく摂れるフードを選ぶことがとても大切です。ここでは、人気の小型犬に合わせた体質別の選び方や、健康維持をサポートするおすすめフードをご紹介します。
・小粒タイプで食べやすさを確保
・高たんぱく・高エネルギーの設計
・皮膚や被毛を守るオメガ脂肪酸を含むと◎
・食が細い傾向があるため、嗜好性の高さも重視
・消化が悪い食材(豆類・小麦・とうもろこしなど)は控えめに
食が細く体温調節も苦手なチワワは、低血糖や寒さによる体調不良を起こしやすい犬種です。消化吸収に優れ、少量でもエネルギーや栄養がしっかり摂れるフードが理想的。体が小さいからこそ、毎日の食事が健康を左右します。
トイプードルは涙やけや皮膚トラブルが起きやすく、毛並みをきれいに保つには食事の影響が大きいです。オメガ3・6脂肪酸を含み、アレルゲンにも配慮されたフードを選ぶと、内側から健やかさを引き出せます。
胴が長く腰に負担がかかりやすいミニチュアダックスフンドは、関節や椎間板のトラブル予防が重要です。肥満は関節への負担を増やすため、カロリー管理や体重維持に配慮されたドッグフードを選びましょう。
ポメラニアンはふわふわの被毛と活発な性格が魅力ですが、皮膚トラブルや関節の弱さにも注意が必要です。小粒で食べやすく、皮膚・被毛ケアに配慮された栄養素入りのドッグフードを選ぶと、見た目も健康もキープできます。
ヨークシャーテリアは繊細な胃腸を持ち、美しい被毛を保つには内側からのケアが重要です。消化にやさしく、たんぱく質やオメガ脂肪酸がバランスよく含まれたフードを選ぶことで、体調も毛並みも整いやすくなります。
中型犬や大型犬は運動量が多く、骨格や関節への負担がかかりやすい犬種が多く見られます。
柴犬やゴールデンレトリバーのように皮膚トラブルや肥満、関節疾患に注意が必要な犬種も多く、それぞれの体質に合ったフード選びが重要です。また、カロリー管理や関節サポート成分の有無などもチェックしたいポイント。
・運動量に応じたカロリー調整が可能なレシピ
・関節サポート成分(グルコサミン・コンドロイチン)配合が望ましい
・毛量が多い犬種もいるため、皮膚・被毛ケアも視野に
活動量にばらつきがあるため、「肥満予防」と「エネルギー補給」のバランスを取る
柴犬は皮膚が弱く、アレルギーや痒みに悩まされやすい犬種です。そのため、穀物不使用で、皮膚の健康をサポートするオメガ脂肪酸やビタミンEを含んだドッグフードを選ぶと安心です。できるだけ添加物の少ないものを心がけましょう。
シーズーは涙やけや皮膚トラブルが起こりやすく、また小食な子が多いため、食いつきの良さと消化の良さがフード選びのポイントです。低アレルゲン設計や皮膚ケア成分入りのフードが、健康な毎日をサポートします。
シーズーにおすすめのドッグフード|穏やかな性格に適した栄養バランス
シーズーは小型で穏やかな性格の犬種です。食事の選び方は健康維持に大切で、シーズー犬に最適な栄養素を考慮したドッグフードを紹介します。
ミニチュアシュナウザーは尿路結石や皮膚のべたつき(脂漏症)に注意が必要です。マグネシウムやナトリウムの含有量が適切で、水分をしっかりと補えるような食事が理想。脂質バランスにも配慮されたフードを選びましょう。
フレンチブルドッグは胃腸がデリケートで、皮膚の赤みや炎症にもなりやすい犬種です。グレインフリーで消化の良いタンパク源を使用し、アレルゲンに配慮されたドッグフードが健康維持に役立ちます。
・低脂肪・高たんぱく設計が理想
・関節ケア・体重管理のための栄養素(グルコサミン、L-カルニチンなど)
・食べすぎ防止のために満腹感が得られるレシピも◎
消化速度が遅く、胃捻転などを防ぐために一度に食べすぎない配慮も必要
ゴールデンレトリバーは関節への負担が大きく、太りやすい傾向もあるため、関節サポート成分を含んだ高たんぱく・低脂肪のフードが適しています。体重管理と運動量に応じたカロリー調整ができるものを選びましょう。
ここでは、比較的数が少ない犬種ながら、フード選びに配慮が必要な子たちを一覧にしています。パグやマルチーズ、ビーグル、秋田犬など、それぞれ体質や注意点に特徴があり、適したドッグフードの選び方も異なります。
中には涙やけ・肥満・心臓病・関節トラブルなどのリスクを抱える犬種もいるため、体調に合ったフードの選定がとても大切です。ぜひ該当する犬種の記事をご確認ください。
皮膚が敏感で涙やけに悩む子も多い犬種。低アレルゲンで高品質なたんぱく質を含んだフードが向いています。
→ マルチーズの特徴とおすすめフードを見る
短頭種特有の呼吸器と皮膚のトラブルに注意が必要。肥満予防に配慮されたフードが理想です。
→ パグの特徴とおすすめフードを見る
活発で代謝が高く、関節への配慮も必要な小型犬。小粒で高栄養価なフードが好まれます。
→ パピヨンの特徴とおすすめフードを見る
筋肉質でエネルギッシュな小型犬。代謝が高いため、高たんぱくかつ消化の良いフードが向いています。
→ ミニチュアピンシャーの特徴とおすすめフードを見る
活発で筋肉質な体型を維持するために、良質なたんぱく質とエネルギー効率の良いフードが求められます。
→ ジャックラッセルテリアの特徴とおすすめフードを見る
胴長体型で関節や腰に負担がかかりやすい犬種。関節サポート成分やカロリー管理されたフードが向いています。
→ ウェルシュコーギーの特徴とおすすめフードを見る
皮膚トラブルやアレルギーを防ぐため、無添加・高たんぱくで消化の良いフードが適しています。
→ 紀州犬の特徴とおすすめフードを見る
敏感な皮膚や関節をサポートするため、低アレルゲンでオメガ脂肪酸や関節ケア成分入りのフードがおすすめです。
→ 甲斐犬の特徴とおすすめフードを見る
繊細な皮膚や被毛を持ち、アレルギー体質の子も。オメガ脂肪酸や消化に配慮されたフードが効果的です。
→ シェットランドシープドッグの特徴とおすすめフードを見る
大型犬で肥満や関節のトラブルが多い犬種。体重管理と関節ケアを意識したフード選びが重要です。
→ ラブラドールレトリバーの特徴とおすすめフードを見る
活動量が多く、体質的に脂質を効率よくエネルギーに変える犬種。高脂質・高たんぱくなフードが適しています。
→ シベリアンハスキーの特徴とおすすめフードを見る
関節や心臓に負担がかかりやすいため、体重管理と関節ケア成分を含む大型犬向けフードが適しています
→ グレートピレニーズの特徴とおすすめフードを見る
皮膚疾患や食物アレルギーを起こしやすいので、魚主体の高たんぱく・低アレルゲンなフードがおすすめです
→ 秋田犬の特徴とおすすめフードを見る
犬種別フード選びに関して、読者の方からよく寄せられる質問をQ&A形式でご紹介します。初めての方でも安心して選べるよう、基本的な疑問にお答えします。
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犬種によってフードを変える必要はありますか?
はい。犬種ごとにかかりやすい病気や体質が異なるため、それに合った栄養素を含んだフードを選ぶことが大切です。
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うちの子は雑種ですが、どの犬種を参考にすればよいですか?
見た目や体型、体質が似ている犬種を参考にしつつ、気になる症状(涙やけ、肥満など)に合った体質別記事もぜひ参考にしてください。
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小型犬でも大型犬用のフードをあげてはいけませんか?
粒の大きさや栄養バランスが異なるため、基本的には犬のサイズに合ったフードを選びましょう。
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涙やけや皮膚トラブルは犬種で選ぶべき?
はい。涙やけや皮膚のトラブルは特定の犬種に多く見られる傾向があります。犬種ごとの体質を理解し、症状に配慮された成分が含まれるフードを選ぶことが大切です。