ヨークシャーテリアは抜け毛が多い?性格・しつけ・ケア方法まで解説

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ヨークシャーテリアの飼育ポイントを紹介する記事のイメージ画像。抜け毛対策やお世話のコツがわかる内容です。

小さな体に気品あふれるヨークシャーテリア。美しい毛並みとキリッとした表情が魅力ですが、「抜け毛は多いの?」「しつけが難しいって本当?」と気になることも多い犬種です。

 

この記事では、ヨーキーの性格や毛質の特徴、抜け毛や毛玉のお手入れ方法、しつけのポイントまでわかりやすく解説します。
これから飼い始める方はもちろん、すでにヨーキーと暮らしている方にも役立つ内容です。

 


ヨークシャーテリアの見た目と毛質の特徴

ヨーキーの大きな魅力のひとつが、その美しい見た目です。特に毛質には独特の特徴があり、抜け毛やお手入れにも関係しています。まずは、外見の基本と毛の性質を確認してみましょう。

 

絹のような被毛と毛色の変化

 

ヨークシャーテリアの被毛は、まるでシルクのように柔らかくて光沢があります。成犬になると背中から尾にかけて「スチールブルー」、顔や胸は「タン」と呼ばれる色合いになり、子犬時代の黒っぽい毛色から大きく変化するのも特徴です。

 

抜け毛は少なめですが、毛が細いため毛玉になりやすく、定期的なケアが欠かせません。

 

換毛期はある?抜け毛の時期と量

 

ヨーキーには、他の犬種のような明確な「換毛期」はありません。これは被毛がシングルコートであるためで、季節の変わり目に大量に毛が抜けることは少ないといわれています。

 

ただし、日々の生活の中で少しずつ抜ける毛や、毛の絡まりによる抜け落ちはあるため、「抜け毛がない」と油断せず、日常的なブラッシングが必要です。

ヨークシャーテリアの性格としつけのコツ

ヨークシャーテリアは賢くて甘えん坊、だけど少し気が強くて頑固な一面もあります。性格の特徴を知り、しつけのコツをつかめば、より楽しく信頼関係を築けます。

 

活発で甘えん坊な性格を理解しよう

 

ヨークシャーテリアは活発で好奇心旺盛な性格をしており、室内でも元気に動き回ります。家族への愛情が深く甘えん坊な一方で、知らない人や音に対しては強い警戒心を示すことも。

 

吠えやすさにつながる面もあるため、性格の傾向を知ったうえで、愛犬に合った対応を心がけることが大切です。

 

頑固な一面には褒めて伸ばすしつけを

 

学習能力が高く、コツをつかめばしつけがしやすいヨーキーですが、自己主張が強く、時には頑固な反応を見せることもあります。

 

強く叱ると逆効果になる場合があるため、できたことをしっかり褒めて伸ばす「陽性強化」のしつけが効果的です。焦らず丁寧に進めていくことで、信頼関係も深まっていきます。

 

無駄吠えやトイレ失敗への対処法

 

ヨークシャーテリアは物音や来客に敏感で、つい吠えてしまうことがあります。これは本能的な防衛行動であるため、落ち着いた環境づくりや、吠える前に注意をそらす工夫がポイントになります。

 

トイレの失敗も叱らず、成功時に褒めることで学習を促しましょう。

毎日の抜け毛・毛玉ケアのポイント

ヨークシャーテリアの被毛は抜けにくい反面、毛玉ができやすく、手入れを怠ると美しさが損なわれてしまいます。毎日少しずつでもケアを取り入れることが、健康な毛並みを保つコツです。

 

毛が抜けにくいのに毛玉ができやすい理由

 

ヨーキーの被毛はシングルコートで、他の犬種に比べて抜け毛が非常に少ないとされています。ただし、細く柔らかいため絡まりやすく、放置すると毛玉やフェルト状のもつれになりやすいのが特徴です。

 

毛玉は皮膚を引っ張って炎症やかゆみの原因になることもあるため、毎日の丁寧なブラッシングが欠かせません

 

トリミングとシャンプーの頻度とポイント

 

美しい毛並みを維持するには、定期的なトリミングとシャンプーがとても重要です。特に毛が長い子は毛玉ができやすいため、月1回のカットと、2〜3週に1回のシャンプーが目安になります。

 

シャンプー後の乾燥が不十分だと皮膚トラブルを招くこともあるので、しっかり乾かしてあげましょう。

 

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ヨークシャーテリアがかかりやすい病気

ヨーキーは丈夫な犬種といわれる一方で、体が小さく関節や呼吸器がデリケートな傾向があります。日頃の様子や食生活に気を配ることで、病気の早期発見と予防につなげましょう。

 

小型犬に多いパテラや気管虚脱

 

ヨークシャーテリアは、膝蓋骨脱臼(パテラ)や気管虚脱などのトラブルが起こりやすい犬種です。

 

パテラは滑りやすい床や段差の多い環境で悪化することがあり、気管虚脱は咳が続く、息が苦しそうといったサインで気づかれることも。日常の観察と、体に負担の少ない生活環境づくりが重要です。

 

低血糖や歯周病にも注意が必要

 

ヨーキーは体が小さく、血糖値の変動に弱い体質の子が多いため、空腹による低血糖には特に注意が必要です。また、歯が小さく口腔トラブルも起きやすいため、歯周病の予防として日頃からの歯磨き習慣が大切です。

 

フードの選び方や与え方も、体の負担を減らすポイントになります。

 

体質や病気のリスクを考慮したフード選びも大切です。
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ヨークシャーテリアに関するよくある質問


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ヨークシャーテリアは寒さに弱いって本当?

はい、本当です。ヨーキーはシングルコートで保温力が低く、寒さに弱い傾向があります。冬場は服を着せたり、暖房を利用して体温を守る工夫が必要です。お散歩も短時間に調整しましょう。

 


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抜け毛を減らす食事ってあるの?

はい、オメガ3脂肪酸やビオチンを含むフードは被毛の健康維持に役立ちます。栄養バランスのとれたドッグフードを選ぶことで、抜け毛や毛艶の改善が期待できます。手作りごはんの際も栄養に注意を。

 


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ヨーキーの平均寿命はどれくらい?

ヨークシャーテリアの平均寿命は13〜16歳程度といわれています。小型犬の中では比較的長寿な部類に入り、日頃の食事や運動、歯のケアなどを丁寧に行うことで、健康寿命も延ばしやすくなります。

ヨークシャーテリアとの暮らしを楽しむために

ヨークシャーテリアは、見た目の美しさと賢さを兼ね備えた魅力的な犬種です。少し気が強いところもありますが、しっかりと向き合えば、信頼深く甘えん坊な一面をたくさん見せてくれます。

 

毎日のブラッシングやしつけを楽しみながら続けていくことで、愛犬との絆も深まり、より快適で幸せな暮らしにつながるはずです。

 

性格や体質に合った食事を選ぶことも、健康を守る大切なポイントになります。ヨーキーとの毎日を、心から楽しんでくださいね。