
無添加や原材料の質にこだわって選びたい飼い主さんへ。人気のプレミアムドッグフードを比較し、気になる商品は特徴とポイントをわかりやすく紹介します。

プレミアムドッグフードには、法律などで定められた明確な定義はありません。一般的には、原材料や製造方法、栄養設計などにこだわったフードを指して「プレミアム」と呼ぶことが多く、比較的価格が高い商品も多く見られます。
ただし、「プレミアム」と表示されているだけで、安全性や栄養価の高さが保証されるわけではありません。フードを選ぶときは名称だけで判断せず、原材料や栄養成分、対象年齢、添加物の使用状況、製造・品質管理などを確認することが大切です。
また、グレインフリーや無添加であることも、プレミアムドッグフードの必須条件ではありません。穀物を使用しているフードでも愛犬に合う商品はありますし、ビタミンやミネラルなど栄養バランスを整えるために添加される成分もあります。
価格やイメージだけではなく、愛犬の年齢・体質・食べやすさなども含めて、無理なく続けられるフードを選びましょう。
プレミアムドッグフードを検討する前に、ドッグフードの種類や基本的な役割を一度確認しておくと、より納得して選びやすくなります。
➡ ドッグフードの基礎知識を先に確認する
プレミアムフードが比較的高価格になる背景には、原材料や製造・品質管理、流通方法などさまざまな要因があります。価格だけでは品質を判断できないため、市販の安いフードとの違いや価格差の理由を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
➡ 高いドッグフードは本当に違う?値段と品質の意外な関係を徹底解説
数あるプレミアムドッグフードの中から、公式情報で原材料や栄養成分、対象年齢などを確認でき、特徴の異なる5商品を選びました。
主原料・特徴・対応年齢・おすすめのケースを比較し、愛犬に合うフードを選ぶための違いを整理します。(表は横にスライドできます。)
5商品の選定基準
今回紹介する5商品は、主原料や栄養成分などの商品情報が確認できること、香料・着色料・保存料などの使用状況が明示されていること、年齢や体質に合わせて選びやすいこと、継続して購入しやすいことなどを基準に比較しました。編集部では公式情報を確認したうえで、実際に愛犬へ与えた商品については、食いつきや扱いやすさなどの体験も参考にしています。
| 主原料 | 特徴 | 対応年齢 | おすすめのケース | |
|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン&サーモン | グレインフリー・動物性原材料56.5% | 全犬種・全年齢 | 肉と魚をバランスよく取り入れたい |
| カナガン | チキン | グレインフリー・高たんぱく | 全犬種・全年齢 | 肉を中心としたフードを選びたい |
| ミシュワン | 国産鶏肉・馬肉 | 国産素材を使用 | 生後2か月以上・全犬種 | 国産の肉原料を重視したい |
| うまか | 九州産華味鳥 | 国産・小麦グルテンフリー | 全犬種・全年齢 | 国産の鶏肉ベースを選びたい |
| このこの |
鶏肉 |
国産・小粒・小麦グルテンフリー | 子犬~シニア犬 | 小型犬向けの食べやすさを重視したい |
5商品は原材料や設計にそれぞれ違いがあり、愛犬の年齢や体質によって合うフードも異なります。「グレインフリー」「国産」「小型犬向け」など、重視したいポイントを比べて選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | チキンとサーモンを中心に使用したグレインフリーの総合栄養食。全犬種・全年齢に対応しています。 |
| 向いている犬 | 肉と魚の両方を取り入れたい犬、穀物を使わないフードを選びたい犬 |
| 注意点 | チキンやサーモンなどの魚が合わない犬には向きません。原材料を確認してから選びましょう。 |
モグワンは、チキンとサーモンを主原料とした高たんぱく設計で、愛犬の筋肉や皮膚・被毛の健康をサポートします。香料・着色料は使用せず、ヒューマングレードの原材料を使っている点も特徴です。
「何から始めればいいかわからない」という方にも安心しておすすめできる、王道のプレミアムドッグフードです。
🐶 編集部minamiのひとこと
我が家の愛犬たちも、モグワンを開封したときの香りにすぐ反応しました。
チキンだけでなくサーモンもたっぷり使われているため、皮膚や被毛の健康をサポートする魚由来の栄養素をしっかり摂れる点が大きな魅力です。
とくに皮膚がデリケートな愛犬の食事選びでは、お肉とお魚のバランスを重視していますが、その点でも非常に納得できる成分構成になっています。
「どれを選べばいいか分からない」と迷ったときの最初のステップとして、自信を持っておすすめできるフードです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | チキンを中心に使用したグレインフリーフード。たんぱく質29%以上で、全犬種・全年齢に対応しています。 |
| 向いている犬 | 肉を中心としたフードを選びたい犬、穀物を避けたい犬 |
| 注意点 | チキンが合わない犬には不向きです。脂質は15%以上のため、脂質量を重視して選ぶ場合は他商品とも比較しましょう。 |
カナガンは、イギリス原産で、放し飼いチキンを使用した高たんぱく・グレインフリーのドッグフードです。
原材料の50%以上に肉・魚を使用し、サツマイモや海藻、ハーブなども配合しています。チキンを中心とした原材料構成なので、肉を中心にしたフードを選びたい方に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 国産鶏肉と馬肉を使用したプレミアムドッグフード。旧「小型犬用」から現在は「成犬用」に名称変更されています。 |
| 向いている犬 | 国産の肉原料を重視したい犬、小粒で食べやすいフードを探している犬 |
| 注意点 | 鶏肉や馬肉が合わない犬は原材料の確認が必要です。「成犬用」という名称ですが、生後2か月以上の全犬種に与えられます。 |
ミシュワンは、国産のプレミアムドッグフードです。国産フードを選びたい方や、毎日の主食として続けやすい商品を探している方にとって候補にしやすいフードです。
原材料や対象年齢などの基本情報を確認したうえで、愛犬の体質や食べやすさに合うかを見ながら選ぶとよいでしょう。「安心できる日本製のプレミアムフードを選びたい」という方には特におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 九州産ブランド鶏「華味鳥」を使用した国産の総合栄養食。着色料・香料・保存料不使用で、全犬種・全年齢に対応しています。 |
| 向いている犬 | 国産の鶏肉を重視したい犬、香料や着色料を使わないフードを選びたい犬 |
| 注意点 | 鶏肉が合わない犬には不向きです。また、グレインフリーではないため、穀物不使用のフードを探している場合は注意しましょう。 |
うまかは、九州産の銘柄鶏「華味鳥」を使用した国産プレミアムドッグフードです。原材料は人の食品と同じ基準で選ばれ、保存料・香料・着色料は使用していません。
さらに、ビフィズス菌やフラクトオリゴ糖も配合されています。国産の鶏肉を重視したい方や、原材料と品質管理にこだわってフードを選びたい方に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 小型犬向けに開発された国産ドッグフード。人が食べられる基準のお肉や魚を使用し、子犬からシニア犬まで対応しています。 |
| 向いている犬 | 小型犬向けの食べやすさを重視したい犬、国産フードを選びたい犬 |
| 注意点 | 小型犬に特化した商品なので、中型犬・大型犬では粒の大きさや給与量なども含めて他商品と比較した方が選びやすいでしょう。 |
このこのごはんは、小型犬の体のつくりを考えて開発された国産プレミアムドッグフードです。鶏肉を主原料に、穀物や野菜もバランスよく配合されており、食べやすい小粒設計なのも特徴です。
保存料や香料に配慮したシンプルな原材料構成で、毎日の食事を安心して続けたい飼い主さんに選ばれています。定期購入の条件は事前に確認しておくと安心です。
今回紹介した5商品のうち、モグワンとカナガンは穀物不使用(グレインフリー)です。グレインフリードッグフードの特徴や選び方、注意点について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉 グレインフリードッグフードの選び方とおすすめ5選 >>
プレミアムフードといっても、すべての犬に合うとは限りません。愛犬にぴったりの1袋を見つけるために、原材料・ライフステージ・体質の3つのポイントを確認しましょう。
まずは総合栄養食の基準を確認して、日々の主食としての条件を満たすかをチェックしましょう。
👉 主食にできるドッグフードの条件(AAFCO準拠)
プレミアムという名称だけで判断せず、原材料名と使用目的を確認しましょう。肉や魚の種類が具体的に記載されていると、主なたんぱく源を把握しやすくなります。
一方、「肉副産物を使用している=危険」「添加物がある=安全性が低い」とは一概にいえません。保存料や酸化防止剤には品質を保つ目的もあります。
愛犬に避けたい原材料がある場合は表示を確認し、栄養成分や対象年齢と合わせて判断することが大切です。
パッケージに「プレミアム」と書かれていても、すべてのフードが高品質とは限りません。成分表の表示内容を正しく読み取ることで、本当に安心できるフードかどうかを見極めることができます。
👉 ドッグフードの成分表示の見方はこちら
子犬・成犬・シニア犬では、必要なエネルギー量や栄養バランス、食べやすさが異なります。子犬では成長期に対応した総合栄養食かを確認し、成犬では体重や活動量に合うものを選びましょう。
シニア犬は年齢だけで決めず、体重変化や運動量、噛む力、健康状態なども考慮することが大切です。全年齢対応フードでも、愛犬の状態に合っているかを確認して選びましょう。
犬によっては特定の原材料にアレルギー反応を起こすことがあります。穀物が合わない子にはグレインフリーを、お腹が弱い子には腸内環境を整える乳酸菌や食物繊維入りのフードを選ぶのがおすすめです。
体質に合ったフードは、健康維持にもつながります。
たんぱく質は健康維持に欠かせませんが、多すぎると下痢や体への負担につながることもあります。愛犬の体質に合わせて適量を意識しましょう。
👉 犬の高たんぱくドッグフードは危険?デメリットと適量の目安を解説
アボカド入りフードの安全性が気になる方や、アボダームの口コミを詳しく確認したい場合は、アボカド原材料の注意点をまとめた「アボダームの安全性とアボカド原材料の注意点を詳しく解説」も参考にしてみてください。
プレミアムドッグフードを選ぶ際は、価格と品質の関係や愛犬との相性、ほかのフードとの併用、保管方法なども気になるポイントです。よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
(タップで回答)
本当に高いフードのほうが安全なんですか?
必ずしも「高いフード=安全」とは限りません。価格だけで品質や安全性を判断するのではなく、原材料や栄養成分、添加物の使用状況、対象年齢、製造・品質管理などを確認することが大切です。また、どれだけ品質に配慮されたフードでも、最終的には愛犬の年齢や体質に合っているかを確認して選びましょう。
(タップで回答)
プレミアムでも犬に合わないことはありますか?
あります。たとえ高品質でも、原材料にアレルゲンが含まれていたり、脂質が高すぎたりすると体質に合わないことがあります。プレミアムフードであっても最初は少量から様子を見て、体調の変化に注意しながら与えましょう。
(タップで回答)
プレミアムフードと別のドッグフードを混ぜても大丈夫ですか?
基本的には混ぜて与えることもできます。ただし、フードごとにカロリーや栄養成分が異なるため、それぞれの給与量をそのまま与えると食べすぎになることがあります。主食として継続する場合は総合栄養食であることを確認し、愛犬の体重や体調を見ながら全体の給与量を調整しましょう。
(タップで回答)
プレミアムフードの保管で気をつけることはありますか?
プレミアムフードに限らず、ドッグフードは高温多湿や直射日光を避け、開封後は袋の口をしっかり閉じて保管することが大切です。湿気や空気に長く触れると風味や品質が低下しやすいため、購入後は適切に管理しましょう。保管場所や密閉容器については、こちらの記事で詳しく解説しています。
➡ ドッグフードの正しい保存方法|夏場・小分け・容器のポイントを解説
プレミアムドッグフードには明確な定義がないため、「プレミアム」という名称や価格だけで選ぶのではなく、原材料や栄養成分、添加物の使用状況、対象年齢などを確認することが大切です。
この記事では、モグワン・カナガン・ミシュワン・うまか・このこのごはんの5商品を比較し、それぞれの特徴や向いている犬、選ぶ際の注意点を紹介しました。
どの商品にも異なる特徴があるため、ランキングだけで決めるのではなく、愛犬の年齢や体質、食べやすさ、普段の食事との相性なども考えて選びましょう。
気になる商品が見つかったら、原材料や給与量などの詳しい情報も確認しながら、無理なく続けられるフードを選んでみてください。

こんにちは、愛犬ごはんノート編集部 minamiです。現在は柴犬のムギ(9歳)とザネ(7歳)と暮らしています。
ムギは子犬の頃から皮膚が弱く敏感肌で、ザネは内臓が少し繊細。日々の食事が体調に大きく影響するので、これまで20種類以上のドッグフードを試してきました。
成分や原材料について調べるのが趣味のようになり、自分なりに学んだことや、実際に愛犬に与えてきたフードの体験談をこのサイトでご紹介しています。
愛犬の健康に不安がある方や、どのフードを選べばいいか悩んでいる方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。
運営者名:愛犬ごはんノート編集部 minami
愛犬の食事管理歴15年以上、20種以上のフード比較経験。
参照・取材方針:公的機関・学術資料を一次情報として優先し、体験談とは区別して解説します。
本記事は一般的情報であり、診断・治療の代替ではありません。医療判断は獣医師へ。