グレートピレニーズ向けフード5選|関節や胃腸にやさしい食事を紹介

グレートピレニーズに最適なドッグフード|活発な大型犬に必要な栄養と健康管理

グレートピレニーズは、その大きな体と真っ白な被毛が印象的な犬種ですが、実はとても穏やかで家族想いな性格をしています。

 

しかし、大型犬特有の関節トラブルや胃腸の弱さなど、健康管理には特別な配慮が必要です。特に毎日の食事は、体の大きなピレニーズにとって健康維持のカギとなります。

 

この記事では、グレートピレニーズに適したドッグフードの選び方と、関節や皮膚、消化器系のケアに役立つおすすめ商品をご紹介。愛犬の元気な毎日を支えるフード選びのヒントを、ぜひ参考にしてみてください。

 


グレートピレニーズの特徴と魅力

グレートピレニーズの体重と見た目の特徴

まずは、グレートピレニーズという犬種の魅力についてご紹介します。体格や外見の特徴、これまで歩んできた歴史、そして家族に対する接し方や性格の傾向など、多面的な魅力を知ることで、より愛着が深まるはずです。

 

見た目とサイズの特徴

 

グレートピレニーズは、真っ白な被毛と堂々とした体格が特徴の大型犬で、まるで「白い熊」のような風格を持っています。オスの体高は70~82cm、メスは65~74cmと非常に大きく、体重も40~60kgと圧巻のサイズ感です。

 

筋肉質な骨格と優雅な毛並みを兼ね備え、見る人に強い印象を与えます。アーモンド型の目や垂れた耳、長くふさふさした尻尾など、穏やかさと気品を感じさせる表情もこの犬種ならではの魅力です。

 

グレートピレニーズの起源と歴史

 

グレートピレニーズは、フランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈で古くから活躍していた牧羊犬です。紀元前の時代から羊をオオカミや熊などの外敵から守る役目を担ってきた歴史があり、勇敢さと忍耐力に優れた性質が培われてきました。

 

その後、17世紀にはフランス王室にも愛され、城の番犬や貴族の愛玩犬としても人気を博しました。長い歴史の中で人と深く関わり続けたことが、現在の忠誠心や穏やかな性格につながっています。

 

性格と接し方・しつけのコツ

 

グレートピレニーズは、家族への愛情が非常に深く、特に子どもを守ろうとする本能的な優しさが強い犬種です。一方で、もともと牧羊犬として単独で判断し行動していた背景から、独立心が強く、自分の考えを大切にする傾向もあります。

 

そのため、指示に忠実というよりは、状況を見て自分で判断する賢さが際立ちます。しつけには厳しさよりも根気強く優しく向き合う姿勢が求められ、信頼関係を築くことがしつけ成功の鍵となります。


グレートピレニーズの飼育で気をつけたいこと

グレートピレニーズの性格

グレートピレニーズと快適に暮らすには、性格や体の特徴に合わせた飼育環境やケアが欠かせません。大型犬ならではの注意点や、毎日のケアで意識したいポイントを押さえておくことで、トラブルを防ぎ、愛犬との生活がよりスムーズになります。

 

住環境・運動・日常ケア

 

グレートピレニーズは非常に大きな体を持つため、室内飼いであってもある程度のスペースが必要になります。特に、自由に歩き回れる広さや、ストレスを感じずに寝転べる場所の確保が重要です。

 

また、運動量が多い犬種なので、毎日の散歩や軽い遊びを通じて、しっかり体を動かせる時間を確保してあげましょう。

 

加えて、孤独を感じやすいため、長時間の留守番が続くとストレスの原因になることも。日々のふれあいと環境づくりのバランスが、快適な飼育の鍵となります。

 

被毛や皮膚のケアポイント

 

グレートピレニーズは、密度の高いダブルコートの被毛を持っており、皮膚トラブルのリスクが比較的高い犬種です。特に換毛期には大量の抜け毛が発生しやすく、放っておくと被毛の絡まりや皮膚の蒸れによる炎症を引き起こすこともあります。

 

毎日のブラッシングはもちろん、耳や目のまわり、足裏の毛なども定期的にチェックし、清潔を保つことが大切です。皮膚の赤みやかゆみが見られる場合は、早めに獣医師に相談することで、重症化を防ぐことができます。


グレート・ピレニーズがかかりやすい病気

グレートピレニーズがかかりやすい病気

グレートピレニーズは、大型犬ならではの健康リスクを負いやすいため、普段からの注意が重要です。

 

関節疾患(股関節形成不全・肘関節形成不全)

グレートピレニーズは大型犬であるため、特に股関節や関節の形成不全にかかりやすく、痛みや運動障害の原因となります。 この病気は遺伝的な要因も大きいため、激しい運動を避け、成長期に負担がかからないように配慮することが重要です。

 

また、定期的な検診で関節の状態をチェックし、症状が見られたら早めにに対処することも大切です。

 

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼も比較的よく見られる病気で、膝の骨が外れやすくなり、歩行や運動に支障をきたすことがあります。 特に肥満が進むと関節に負担がかかり、症状が進みやすいため、体重管理をしっかり行うことが予防に役立ちます。

 

適切な食事と無理のない習慣を続け、関節にかかる運動の負担がかからないようにしましょう。

 

胃捻転(胃拡張・捻転症候群)

大型犬全般に多い病気ですが、グレートピレニーズも胃捻転になりやすい犬種です。予防のために、食事の後はしばらく安静にさせて、激しい運動は控えるようにしましょう。

 

また、一度に大量の食事を与えず、1日に2~3回に分けて与えるとリスクを軽減できます。

 

眼疾患(白内障・進行性網膜萎縮)

グレートピレニーズは遺伝的に目の病気が発生しやすい傾向があり、特に白内障や進行性網膜縮萎(PRA)に注意が必要です。

 

目の異常や知覚の変化が見られた場合は、早めに動物病院で検査を受けましょう。 定期的に目の状態をチェックし、涙や目やにが多い場合も正しくケアすることが予防につながります。

 

皮膚トラブル

グレートピレニーズは厚いダブルコートの被毛を持つため、次第に皮膚炎や湿疹ができやすいです。 特に毛期には被毛が絡まりやすく、毛が密集すると皮膚が蒸れて菌が繁殖しやすくなります。

 

予防として、定期的なブラッシングで抜け毛を取り除き、皮膚が清潔で通気性を保てるようにすることが大切です。

 

健康面で普段から気をつけておきたいこと

グレートピレニーズの健康を守るためには、まずは体重管理が重要です。 体重が増えると関節に負担がかかり、関節疾患や膝蓋骨脱臼のリスクが高まります。

 

食事内容には気を配り、適量を守ることまた、毎日からの適度な運動も維持に役立ちますが、成長期やシニア期には健康の無理のない範囲で行いましょう。

 

さらに、定期的な健康チェックと予防接種を行い、異常もしあれば早めに対処することも重要です。

 

グレートピレニーズの寿命は10~12年ほどとされているため、これらの病気のリスクを把握し、日頃からのケアを怠らないことで、愛犬が健やかで快適な生活を送れるようサポートすることが大切です。

 

股関節形成不全、肘関節形成不全、膝蓋骨脱臼、胃拡張、胃捻転、骨肉腫、外耳炎、汎骨炎、皮膚炎、白内障、進行性網膜縮、熱中症など。


グレート・ピレニーズにおすすめのドッグフード5選

おすすめドッグフード

グレート・ピレニーズのドッグフード選びのポイントとおすすめドッグフードを5つご紹介します。

 

グレート・ピレニーズのドッグフード選びのポイント

グレートピレニーズは、大型犬特有の関節疾患や胃捻転、皮膚トラブルなどのリスクがあるため、これらを予防・軽減するための栄養が含まれるドッグフードが適しています。

関節サポートを重視したフード

グレートピレニーズは股関節形成や膝蓋骨脱臼といった関節トラブルのリスクがあるため、グルコサミンやコンドロイチンが豊富に含まれたドッグフードがおすすめです。

 

また、オメガ3脂肪酸(特にDHAとEPA)も抗炎症効果があり、関節の動きをサポートするため重要視したい成分の一つです。

 

消化に優しいフード

胃捻転のリスクを減らすために、消化がしやすいフード選びも大切です。高繊維かつ低脂肪なフードは消化を助け、胃腸の健康維持に役立ちます。

 

プロバイオティクスやプレバイオティクスが配合されたドッグフードも腸内環境を整え、消化不良を軽減するのに効果的です。

 

皮膚と被毛の健康を考えるフード

グレートピレニーズのダブルコートは皮膚トラブルが起こりやすいため、皮膚や被毛の健康をサポートするビタミンE、亜鉛、オメガ3とオメガ6脂肪酸が含まれているドッグフードが適しています。機能を高め、被毛を健康で艶やかに保つ効果があります。

 

体重管理に配慮したフード

体重管理も健康維持にとって大切なポイントです。肥満は関節への負担を増加させ、膝や股関節へ悪影響を及ぼします。低カロリーかつ高タンパクなフードは筋肉を維持しつつ、体重管理をサポートします。

 

また、L-カルニチンが配合されたフードは脂肪代謝を促進し、体重コントロールに役立ちます。

 

穀物やアレルゲン対応のフード

皮膚が敏感なグレートピレニーズには、穀物アレルギーや特定の食材に反応を示す場合もあります。

 

そのため、皮膚炎を起こしやすい場合は特に、穀物フリーや低アレルゲンのフードが適しています。穀物の代わりに芋や豆類などが代替炭水化物として使用されており、アレルギー症状の軽減に役立ちます。

 

グレート・ピレニーズにおすすめのドッグフード

グレート・ピレニーズの特徴やかかりやすい病気を考慮したおすすめのドッグフードを5つご紹介します。

 

グレート・ピレニーズに最適カナガン
カナガンイメージ1
総合評価
/5点満点中
  • 関節サポート
  • 消化吸収力
  • 皮膚の健康
  • 体重管理
  • アレルギー対策
  • 価格
商品情報
原産国 イギリス
主原料 チキンまたはサーモン
容量 2kg
カナガンの特徴

関節をサポートするグルコサミン、コンドロイチン、MSM、消化吸収効果のあるフラクトオリゴ糖、その他オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸などグレート・ピレニーズがかかりやすい病気すべてをカバーするグレインフリードッグフード

 

大型犬にはうれしいまとめ買い割引もあります。

ネルソンズイメージ1
総合評価
/5点満点中
  • 関節サポート
  • 消化吸収力
  • 皮膚の健康
  • 体重管理
  • アレルギー対策
  • 価格
商品情報
原産国 イギリス
主原料 チキン
容量 5kg
ネルソンズの特徴

快調な毎日をサポートする2種類のオリゴ糖(マンナンオリゴ糖・フラクトオリゴ糖)の2種を配合したドッグフード。中型・大型犬でもしっかりと噛んで食べられるよう粒のサイズを1辺1㎝と適度な大きさに設定されています。

ウルフインサイト エンハンスト ラムイメージ1
総合評価
/5点満点中
  • 関節サポート
  • 消化吸収力
  • 皮膚の健康
  • 体重管理
  • アレルギー対策
  • 価格
商品情報
原産国 イギリス
主原料 ラム
容量 1kg/6kg/12kg
ウルフインサイト エンハンスト ラムの特徴

消化吸収を助けるフラクトオリゴ糖の他、プレバイオティクス食品と知られるサツマイモを使用したグレインフリードッグフード。

 

プレミアムドッグフードでありながらコスパが非常に良いためグレート・ピレニーズのような大型犬におすすめです。

アカナア グラスフェッドラムイメージ1
総合評価
/5点満点中
  • 関節サポート
  • 消化吸収力
  • 皮膚の健康
  • 体重管理
  • アレルギー対策
  • 価格
商品情報
原産国 カナダ
主原料 ラム
容量 2kg/6kg/11.4kg
アカナア グラスフェッドラムの特徴

子羊の肉を使用した、全犬種・全ライフステージの犬に向けたドッグフード。単一原材料のため食物アレルギーを持つ犬に向いています。

 

ハッピードッグ モンタナイメージ1
総合評価
/5点満点中
  • 関節サポート
  • 消化吸収力
  • 皮膚の健康
  • 体重管理
  • アレルギー対策
  • 価格
商品情報
原産国 ドイツ
主原料 馬肉
容量 80g/1kg/4kg/10kg
ハッピードッグ モンタナの特徴

高タンパク低脂肪、皮膚の健康を維持する亜鉛を含んだ馬肉を使用したレシピ「モンタナ」。オメガ3、オメガ6脂肪酸を豊富に含み、健康で艶やかな皮膚と被毛の維持にも最適です。