チワワってどんな性格?どんな子が多いの?そんな疑問を持つ飼い主さんへ向けて、性格の傾向や特徴、かかりやすい病気など、気になる情報をわかりやすくまとめました。
チワワの歴史は古く、その起源ははっきりとはしていませんが、メキシコに由来すると考えられています。その名前は、メキシコ北部のチワワ州に因んで名付けられました。
犬種 | チワワ |
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原産国 | メキシコ チワワ州 |
体重 | オス・メス:1~3kg |
寿命 | 14~16歳 |
チワワの祖先とされる犬種は、古代のトルテカ文明やアステカ文明にまで遡ります。これらの文明では、犬たちは儀式的な役割を果たすこともありました。
16世紀にスペイン人がメキシコを征服した後、スペインの探検家や移民が小型の犬を持ち込み、これが現在のチワワの祖先になったとされています。これらの犬は、地元の犬種と交配され、チワワの特徴が形作られました。
19世紀になると、チワワはヨーロッパやアメリカ合衆国にも持ち込まれ、人気を博しました。特に19世紀後半のヴィクトリア朝時代には、ヨーロッパの上流階級やアメリカの富裕層の間で愛され、ブリーディングが進められました。
現在では、チワワは世界中で人気のあるペットとして飼育されており、その小さな体と愛らしい外見から、多くの飼い主に愛されています。
チワワは世界最小の犬種として知られており、体重は2〜3kg程度と超小型。骨格が非常に細く、特に関節が繊細なため、抱っこやお散歩時には注意が必要です。
また、警戒心が強く、知らない人や物音に敏感に反応する性格の子も多いです。環境の変化にストレスを感じやすい傾向もあるため、安心できる暮らしの工夫が大切です。
また、長時間の散歩や運動が必要な犬種ではなく、屋内での遊びや短い散歩で十分に満足することがあります。
チワワには、夏前と冬前の季節による換毛期の他に、生後5ヶ月頃の大人の毛に生え変わる時期の換毛期があります。毛が長い分、スムースよりロングの方がこまめなお手入れが必要です。週に2~3回はブラッシングしてあげるようにしましょう。
比較的飼育しやすい犬種ですが、小型犬であるため、小さい子供や大型犬との接触時には慎重に扱う必要があります。
体が小さいので、気温変化に対応しにくく、特に寒さには弱いとされています。散歩の際には、衣服の着用をおすすめします。
まれに頭骨形成不全や水頭症などの脳神経の病気が見られることがあります。また、乳歯が残っているため、歯周囲炎が起きやすく、定期的なデンタルケアが必要です。
骨が細いので、骨折や肥満に注意が必要であり、肥満は心臓にも影響を与える可能性があります。さらに、目の感染症なども発生しやすいです。
分娩には向いていない犬種とされているため、獣医のアドバイスを受けるようにしてください。
骨折、肥満、低血糖、膝蓋骨脱臼(足の関節がずれる病気)、水頭症、尿路結石症、気管虚脱、心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症など)、角膜炎など
血中の糖分が何らかの理由で著しく低下する症状。夕方以降に元気がなくなるという症状が続くようであれば、低血糖を起こしている可能性があります。低血糖はどの犬種でも起こりうる病気ですが、小型犬に多い傾向があります。
参照:犬の低血糖の原因・症状・治療食 >>
チワワは骨格が非常に細いため、膝のお皿(膝蓋骨)がずれる「膝蓋骨脱臼」を起こしやすい犬種です。足をかばって歩くような仕草を見せたら注意が必要です。ジャンプや段差の上り下りなど、関節に負担のかかる動作はできるだけ避けましょう。フードによる対策を知りたい方は、チワワにおすすめのドッグフードをご覧ください。
小さな体で元気いっぱいに走り回るチワワは、愛情深く、飼い主さんとの絆もとても強い犬種です。その一方で、特有の体の小ささから注意したい病気や体調の変化もあります。
日々の健康管理や食事、無理のない運動を心がけることで、チワワはより長く、元気にあなたと一緒に過ごしてくれるでしょう。愛犬のちいさな変化にもやさしく気づきながら、毎日を大切に育んでいきましょうね。
チワワの性格や病気を理解したうえで、最も大切なのが毎日の食事です。体にやさしいフードの選び方とおすすめ商品はこちらでご紹介しています。
➡ チワワにおすすめのドッグフード3選 >>